食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • 日本の若い科学者の数が減っている

Natureニュース
Numbers of young scientists declining in Japan
20 March 2012
http://www.nature.com/news/numbers-of-young-scientists-declining-in-japan-1.10254

一部は団塊世代が居座って障害になっているため
Retirement: Sticking around
Nature Volume:483 , Pages:233-235 (2012)
http://www.nature.com/naturejobs/science/articles/10.1038/nj7388-233a

しかし日本の事態が悪いのは過去20年の政策変更のため。長期展望のない政策と大学の自主的裁量を認めない資金運用などのため。

Medical Progress Today
The Land of the Free, and the Home of the Neurotic
By Josh Bloom | March 19, 2012
http://www.medicalprogresstoday.com/2012/03/the-land-of-the-free-and-the-home-of-the-neurotic.php
先週のNYTimesの記事"Is It Safe to Play Yet?"に言及して。
著者が子どものころからものごとは変わってしまった。人々は「安全」の意味について違う考えをもっていた。学校にヘルメットもかぶらず自転車に乗って有害汚染物質廃棄物の近くを通って片手にジャックダニエルを持って首の回りに蛇を巻いて行くのはまったく問題なかった。多分今の方が安全であるが今の方が健全でない。
Timesの記事では妊娠女性が赤ちゃんをあらゆる化学物質から守るための努力を描いている。化粧品やシャンプー、ベビーベッドのステッカーまでが心配である。
EWGの論法では
1. 化学物質は発がん性がないと証明されない限り発がん物質であるとみなす。
2. どんな化学物質でも発がん性がないことは証明できない
3. 1に戻る
そしてゆりかごですら今は危険になった。
ガソリンから鉛を排除したように、一部の環境変化は成功した。それはリアルなリスクだった。しかし現在我々が絶え間なく曝されている世の中には有害物質が満ちあふれていてそれが人体に蓄積されているという説は馬鹿げている。検出できる化合物が増えたのは分析法が進化したためでアメリカ人がたくさんの毒物を浴びているからではない。
Is It Safe to Play Yet?
http://www.nytimes.com/2012/03/15/garden/going-to-extreme-lengths-to-purge-household-toxins.html?pagewanted=all
妊娠4ヶ月のLAURA MacCLEERYがEWGの作ったSkin Deepというリストをもとに家の中にある「悪いもの」を捨てようとしている。
Sarah Lozoffは、子どもが一人のうちは全てのものを監視できていたが4才と18ヶ月の2人になると、子供のお誕生パーティーやプレゼント袋などジャンクなものが溢れて管理できない。一度1つのハザードが気になると他のものも気になる。例えば電磁場は?夜の間は全てのコードを抜く人を知っている。
(長い記事)

  • CDCが2012年2月29日に開催した「金属キレート療法の使用と濫用Use and Abuse of Metal Chelation Therapy 」セミナーでのAnn-Marie Ruha博士の資料

http://www.chelationwatch.org/acmt_seminar/ruha.pdf
薬物を投与しての尿検査により一時的に尿中から高濃度の重金属を検出してサプリメントなどを販売する行為への批判

  • 不釣り合いに泡立つ

Bubbled out of proportion
The Daily
By Trevor Butterworth Monday, March 19, 2012
http://www.thedaily.com/page/2012/03/19/031912-opinions-column-cancer-butterworth-1-3/
コーラに対する聖戦は間違った科学と悪い政策
クイズです。あなたをがんにするのはタバコを吸っている、コーラを飲んでいる二人の活動家のうちどちらでしょう? 答えは明白だろう。公衆衛生局長官の3月8日の報告書「若者の喫煙を予防する」を読んで議論をすべきだ。
でもそれはつまらない。もっと面白いのは1000本以上のコーラを飲んだらどうなるかを議論することだろう。残念ながら公衆衛生局長官は実際に人々を殺しているがんに注意を引く戦いに敗れたのだ。コーラのカラメル色素を糾弾するCSPIの所長Michael Jacobsenがメディアでもてはやされている。カラメル色素には副生成物の4-メチルイミダゾールが含まれていて、FDAによれば誰にとってもリスクとはならない。しかしJacobsenは世界中の数百のニュースに取り上げられ、FDAの言い分はほんのわずかしか報道されていない。