食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他ニュース

Natureニュース
Brazil tests GM mosquitoes to fight Dengue
Helen Mendes
11 April 2012
http://www.nature.com/news/brazil-tests-gm-mosquitoes-to-fight-dengue-1.10426
子どもを殺す遺伝子を持ったオスを野生の蚊に置き換える
デング熱を運ぶネッタイシマカAedes aegyptiを減らすため、数百万匹のGM昆虫を放出する実験。人口288000人の街Juazeiroで1年前から1000万匹以上のGMオスが放出された。その結果が3月28-29日のRioでのワークショップで発表され、極めて良好だったとされた。フィールドで集めた卵の85%がGMであった。
もと記事はSciDevNet
http://www.scidev.net/en/health/genomics/news/brazil-tests-gm-mosquitoes-to-fight-dengue.html

  • Seven days: 6–12 April 2012

11 April 2012
http://www.nature.com/news/seven-days-6-12-april-2012-1.10425
GMブタの開発保留 環境に良いというEnviropig。地元のブタ業者が資金提供を止めるため。遺伝的なことはわかった、研究再開には企業の関心が必要。

  • 論文取り下げの新記録?

ScienceInsider
A New Record for Retractions?
11 April 2012
Dennis Normile
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2012/04/a-new-record-for-retractions.html?ref=hp
23の雑誌を代表する編集者らが7つの日本の研究機関に麻酔学者Yoshitaka Fujii著の193の論文の真偽について公式に質問した。最初の疑惑は10年前に遡る。直近の雇用者であった東邦大学は2月に彼を解雇している。3月8日に雑誌AnaesthesiaはFujiiの論文のうち168のデータが疑問だとする解析結果を発表している。今回編集者らはFujiiの英語論文全てを取り下げる計画である。
(世界記録だって)

  • 原子力エネルギー当局は電子線照射技術が安全な食品供給に役立つことを指摘

Atomic energy official points to e-beam technology to aid safe food supply
4/9/2012
http://www.feedstuffs.com/ME2/dirmod.asp?sid=F4D1A9DFCD974EAD8CD5205E15C1CB42&nm=Breaking+News&type=news&mod=News&mid=A3D60400B4204079A76C4B1B129CB433&tier=3&nid=D5ADE87626AF4109B5744B3B57942F02
利用できる技術があるにもかかわらず、毎年200万人以上の人々や食品や水に由来する中毒で死亡しているのは許容できない、とIAEAの役人が述べた。
IAEAの食品と環境保護部門のDavid H. Byronが「食品の安全性と品質確保、そして食中毒リスクの削減における食品照射の役割は明確である」と、テキサスでのワークショップで話した。

  • 2011年世界のヨウ素状態と過去10年の傾向

Global Iodine Status in 2011 and Trends over the Past Decade
Maria Andersson et al.,
J. Nutr. April 1, 2012 vol. 142 no. 4 744-750
http://jn.nutrition.org/content/142/4/744
ヨウ素添加塩の導入普及とヨウ素の充足度の改善について。
2003年から2011年の間にヨウ素欠乏の国の数は減ったがまだ世界の29.8%はヨウ素不足であると推定される。改善が遅いのはアフリカ。

  • 食事脂肪についての消費者の知識:もうひとつのフレンチパラドックス

Consumer knowledge about dietary fats: another French paradox?
Laure Saulais,et al., (2012) British Food Journal, Vol. 114 Iss: 1, pp.108 - 120
http://www.emeraldinsight.com/journals.htm?issn=0007-070x&volume=114&issue=1&articleid=17010512&show=abstract
フランス、カナダ、米国で、消費者の栄養に関する知識を調べた。消費者に知識があることは肥満率と逆相関があるように見える。
(情報がたくさんあると自分にとって都合のいい情報だけ集めるような)