食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

イランにおける長期あへん使用は早期死亡リスクを高くする

Long-term opium use in Iran associated with higher risk of premature death
18/04/2012 -
http://com.iarc.fr/en/media-centre/iarcnews/2012/opium-use-bmj.php
BMJに発表された論文によると、イランの5万人以上の成人の調査で、長期あへん使用は、たとえ少ない量でも、いくつかの原因による死亡リスクの増加と関連する。この研究の参加者の約1/6が長期あへん使用者で、彼らの全体としての早期死亡は全く使用していないヒトの約2倍だった。そのリスクは男性より女性で高かった。
2008年には、世界中で2200万人があへんやその誘導体を違法薬物として使用しており、これらの結果はあへんの長期「娯楽」使用が相当な早期死亡の増加をもたらすことを示唆する。
ただしがんなどの慢性疼痛管理のために使用されているオピオイド誘導体の治療用使用が問題であるということではない。