- 世界の心血管系の健康に与えるタバコの害の無視が命を奪う
Global ignorance of tobacco's harm to cardiovascular health costing lives
20-Apr-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-04/whf-gio041612.php
世界心臓病学会（WCC）で発表された報告書"Cardiovascular harms from tobacco use and secondhand smoke"
喫煙者の半分から70%以上が喫煙が脳卒中を誘発することを知らず、ベトナムでは約90%が受動喫煙による心臓への悪影響を知らない。
報告書
http://www.world-heart-federation.org/fileadmin/user_upload/documents/Tobacco/ITCWHFBroApr18v2web.pdf
（タバコ吸いながら食品添加物が長期に渡って安全だなんてわからないからこわい、と話しているサラリーマン二人をリアルで見た。）
- 塩への課税が心血管系疾患による死亡を3%削減できる
Tax on salt could reduce cardiovascular disease deaths by 3 percent
21-Apr-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-04/whf-tos041912.php
世界心臓病学会（WCC）でハーバード大学から発表された。
- 炭酸飲料摂取が脳卒中全体のリスクを増やす
Study finds soda consumption increases overall stroke risk
20-Apr-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-04/cc-sfs042012.php
American Journal of Clinical Nutritionに発表された論文によると、砂糖入りおよび低カロリー炭酸飲料をたくさん飲むことは脳卒中リスクの増加に関連し、カフェイン入りまたはデカフェインコーヒーを飲むことはリスクの低下に関連する。
砂糖入り炭酸飲料を1日一回以上飲む男女は高血圧と高血中コレステロールと運動しない率が高い。さらに炭酸飲料を多く飲むヒトは赤身肉と全脂肪乳製品を食べる傾向がある。低カロリー炭酸飲料を飲むヒトは慢性疾患がありBMIが大きい。
Periodontal disease and atherosclerotic vascular disease: Does the evidence support an independent association? A scientific statement from the American Heart Association. Circulation
Lockhart PB and others.
doi: 10.1161/CIR.0b013e31825719f, April18, 2012
http://circ.ahajournals.org/content/early/2012/04/18/CIR.0b013e31825719f3.full.pdf+html
近年歯周病が心血管系疾患と関連するという主張がなされている。
歯周病は心血管系疾患の独立したリスク因子ではなく、歯周病治療により心血管系疾患が予防できるということはない。最も可能性があるのは喫煙や加齢や糖尿病などのリスク要因が歯周病と心血管系疾患で共通であるため、見かけ上関連しているということである。
（細菌性と一緒にしないように）
