食品安全情報blog過去記事

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食品包装中の化学物質

ファクトシート
Chemicals in food packaging
May 2012
http://www.foodstandards.gov.au/scienceandeducation/factsheets/factsheets/chemicalsinfoodpacka5514.cfm
食品包装は食品を汚染から守り保存期間を長くする。
FSANZは容器の中の食品や液体に溶出する可能性のある食品と接触する物質についての報告を承知している。
食品や飲料に含まれる化学物質が健康や安全上のリスクとなるかどうかを評価するために、2010年にFSANZは包装に関連する一連の化学物質を調査した。
ガラスや紙やプラスチックや缶に入った65の食品や飲料について、フタル酸、パーフルオロ化合物、エポキシ化大豆油(ESBO)、セミカルバジド、アクリロニトリル、塩化ビニルなどを分析した。この調査はFSANZの食品中ビスフェノールA調査2010を基礎とする。
この調査で何がわかった?
食品からフタル酸、パーフルオロ化合物、セミカルバジド、アクリロニトリル、塩化ビニルは検出されなかった。食品容器と蓋の密封に使われるESBOがごく微量一部の食品から検出された。検出された量はEUが設定している溶出基準より十分低く、健康や安全上のリスクとならない。
食品中包装化合物両決定のためさらに検査をするか?
FSANZは第24回オーストラリアトータルダイエットスタディの一環として監視を継続する。
食品容器はどのように規制されているか?
オーストラリアでは食品容器は食品基準1.4.3に従わなければならない。