食品安全情報blog過去記事

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再利用可能なショッピングバッグは本質的にリスクがあるのか、あるいはメッセージはトイレに食べ物を持ち込むな、であるべきか
Are reusable shopping bags inherently risky, or should the message be don't take food into the bathroom?
Posted: May 11th, 2012 - 12:03am by Ben Chapman
http://barfblog.foodsafety.ksu.edu/blog/154755/12/05/11/are-reusable-shopping-bags-inherently-risky-or-should-message-be-dont-take-food
Journal of Infectious Diseasesのノロウイルスアウトブレイクに関する論文がメディアの騒動とプレスリリース合戦をひきおこした。ホテルのバスルームで汚染されて食品へ汚染を伝えたのが再利用可能なバッグだったことでエコバッグが魔女狩りの対象にされた。
Academy of Nutrition and Dieteticsはプレスリリースでエコバッグを定期的に洗うのはアメリカ人の15%しかいない、エコバッグに着いた肉汁や細菌がすぐに食べられる食品を汚染する可能性がある、という。バッグを洗うのはいいことだ。しかしこの発表を支持するデータはない。エコバッグに微生物がつくこととそれで食中毒がおこることはイコールではない。
問題は何によって運ばれたかではなく、ノロウイルスが「完璧なるヒト病原体」であるということである。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20120510#p18の件。ノロウイルス対策はビブリオなどとは違うので。だからといって全ての病原菌がノロウイルス並みだとみなすのも非現実的。エコと安全も両立しない。)