食品安全情報blog過去記事

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EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より

Experts say protocols for identifying endocrine-disrupting chemicals inadequate
26-Jun-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-06/tes-esp062512.php
内分泌学会が内分泌攪乱化学物質と公衆衛生保護のための基本原則を発表
内分泌攪乱化学物質(EDC)の定義として、「何らかのホルモン作用に干渉する環境中に存在する化学物質や化学物質の混合物」とした。これは意図的に「有害影響かどうか」ということは問わないことにしている。何が有害かどうかについて合意がないためである。ホルモン作用に干渉する化学物質は、特定の時期に暴露されると有害影響になる可能性がある。
この基本原則声明はEndocrinologyの2012年9月号に発表される
(これだと大豆が一番困るような?)

Long-term calcium and vitamin D supplement use may be linked to increased risk of kidney stones
26-Jun-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-06/tes-lca062412.php
学会発表

  • 適度なコーヒー摂取は心不全保護になる

Moderate coffee consumption offers protection against heart failure
26-Jun-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-06/bidm-mcc062612.php
現在のガイドラインの変更を求める研究
アメリカ心臓協会心不全予防ガイドラインではコーヒーを習慣的に飲まによう警告しているが、一部の研究では保護作用があるとしているし一部の研究では関連は全くない。
Circulation: Heart Failureに6月26日にオンライン発表された研究によれば適度なコーヒー摂取者は心不全リスクが11%低い。これまでの研究データを解析した結果、コーヒー摂取と心不全にJ字型の関連を見いだした。最大のメリットがあるのは1日2杯の8オンスアメリカンで、それ以上だと徐々に保護作用が少なくなり5杯以上だとメリットはないか有害である可能性がある。