食品安全情報blog過去記事

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「低炭水化物高タンパク質食の心臓リスク」

Behind the Headlines
'Heart risk from low carb, high protein diets'
Wednesday June 27 2012
http://www.nhs.uk/news/2012/06june/Pages/low-carb-Atkins-diet-high-protein-heart-risk.aspx
Daily Express が「ダイエットには心臓発作リスクがある」とし一方Daily Telegraphは「朝食の卵は心疾患リスクを上げる可能性がある」と報道した。どちらの派手な見出しもそのもとになっている研究を本当に反映してはいない。このニュースはスウェーデンの30-49才の女性の食生活と心血管系疾患について調べた大規模長期試験についてのものである。研究者らは低炭水化物高タンパク食の長期影響を知りたかった。彼らは炭水化物の摂取量低下とタンパク質の摂取量増加に関連して僅かな心血管系疾患リスクの増加をみつけた。
この種の研究は関連についての推定を提供するが、他のライフスタイル要因の考慮や食生活の調査が研究開始時のたった一回だけなど重要な限界がある。メディアはアトキンスダイエットについて集中的に報道しているが、この研究は特定のダイエット法についてのものではない。いくつかの欠点はあるものの、この研究は健康のためにはバランスのとれた食生活をすべきという現行の助言を支持するものである。