食品安全情報blog過去記事

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しょっぱい食品と胃がんの関連

Behind the Headlines
Salty food link to stomach cancer
Monday July 23 2012
http://www.nhs.uk/news/2012/07July/Pages/Salty-food-link-to-stomach-cancers.aspx
BBCニュースが減塩は「がんを減らすだろう」と報道した。食塩濃度が高いがしばしば見過ごされている食品、ベーコンやパンや朝食、を減らすと胃がんになるリスクが減らせるかもしれないという。このニュースは世界がん研究基金(WCRF)による、英国の胃がんのうち7例に1例は推奨食塩摂取量である最大1日6gまで食塩摂取量を減らすと予防できるという報告書に基づく。現在我々は1日に約8.6gの塩を食べていて、それは推奨最大量より43%多い。WCRFの報告では減塩により胃がんの14%が予防できる。
さらに食塩の摂りすぎは高血圧とも関連し脳卒中や心臓発作リスクを増やす。WCRFは我々が加工食品から過剰な塩分を摂っていると報告している。食品の包装表面に信号表示を用いて塩、脂肪、砂糖の量を明確に示すことを求めている。
(赤信号で表示される高塩分の目安としては100gあたり1.5g)
WCRFのレポート
‘A closer look at salt’
http://www.wcrf-uk.org/PDFs/SaltLeaflet.pdf