食品安全情報blog過去記事

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ベビートーク:米国の調査は赤ちゃんの健康に関するウェブサイトの1/3は「間違っている」と主張

Behind the Headlines
Baby talk: US survey claims third of baby health websites are 'wrong'
Monday August 6 2012
http://www.nhs.uk/news/2012/08august/Pages/Baby-talk-survey-claims-third-of-baby-health-websites-have-wrong-information.aspx
Daily Mailのびっくりするような見出しが「Google検索するときには注意:赤ちゃんの健康に関するオンラインの助言の半分は間違っている」という。このニュースはGoogle検索でヒットする1300のウェブサイトがどれだけ米国小児科学会(AAP)の赤ちゃんの睡眠安全性についての助言に従っているかを調べた米国の調査に基づく。研究者らが調査した質問は以下のようなものである:
・赤ちゃんの睡眠時の姿勢は?(AAPは仰向けを推奨)
・赤ちゃんのベッドは他の子と一緒に寝かせるべき?(AAPは1人で寝るべき)
・寝具は?(硬いマットレスにぴったりフィットしたシーツ)
研究者らは関係のないサイトを除くと39.2%が不正確な情報を提供していることを発見した。最も正確なサイトは政府が出資した非営利ウェブサイトで、最も不正確なのはブログや製品レビューサイトだった。
英国の消費者に対しては、これが米語(例えばおしゃぶりはdummyではなくpacifier)を使った調査であり主に米国のサイトを調べたものであるためそのまま世界中のウェブサイトにあてはまるわけではないかもしれないことを指摘する。しかしながら研究者らが指摘しているように、世界中どこでも、インターネット情報が一般的に信頼できるわけではない。
情報基準
イングランドでは保健省が2009年に情報基準(IS)計画を開始している。NHS Choiceは2009年以降ずっとIS認証を取得している。