- 携帯電話と無線ネットワーク：健康リスクの根拠は見つからなかった
Mobile phones and wireless networks: No evidence of health risk found
17-Sep-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-09/niop-mpa091712.php
ノルウェーの専門家委員会が発表した報告書によると携帯電話やその他の通信装置由来の低レベル電磁場暴露が健康に有害だという科学的根拠はない
報告書のタイトルは"Svake høyfrekvente elektromagnetiske felt – en vurdering av helserisiko og forvaltningspraksis. FHI-rapport 2012:3"（低レベル無線周波数電磁場−健康リスク評価と規制評価。NIPH報告書）で、ノルウェー語と英語の要約がついている。
約200ページで以下からダウンロードできる
http://www.fhi.no/eway/default.aspx?pid=233&trg=MainLeft_5565&MainArea_5661=5565:0:15,5172:1:0:0:::0:0&MainLeft_5565=5544:99154::1:5569:1:::0:0
- 米国の子どもと若者のナトリウム摂取と血圧
Sodium Intake and Blood Pressure Among US Children and Adolescents
Quanhe Yang et al.,
Pediatrics doi: 10.1542/peds.2011-3870 September 17, 2012
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2012/09/12/peds.2011-3870.abstract
オープンアクセス
NHANES 2003-2008に酸化した8-18才の6235人のデータを使用。平均ナトリウム摂取量は1日3387mgで37%が肥満または過体重。1日あたりのナトリウム摂取量が1000mg増加するごとに収縮期圧のSDスコア0.097 (95% confidence interval [CI] 0.006–0.188, ∼1.0 mm Hg)増加、肥満または過体重だと0.141 (95% CI: –0.010 to 0.298, ∼1.5 mm Hg)増加することに関連した。ナトリウム摂取と体重の状態は前高血圧/高血圧のリスクに相乗的に作用するように見える。
- 赤身肉と加工肉を減らした食生活の英国における疾患リスクと温室効果ガス排出に与える影響：モデル研究
Impact of a reduced red and processed meat dietary pattern on disease risks and greenhouse gas emissions in the UK: a modelling study
Louise M Aston et al.,
BMJ Open2012;2:e001072 doi:10.1136/bmjopen-2012-001072
http://bmjopen.bmj.com/content/2/5/e001072.abstract
英国人の赤身肉と加工肉の摂取量は上位1/5が下位1/5の2.5倍ある（ベジタリアンは除く）。高摂取群が摂取量を低摂取群まで減らす（男性の場合1日91gから53g、女性の場合54gから30gに）ことにより健康にも環境にもメリットがある。
- Lancet より
レビュー
健康の社会的決定因子と健康格差のWHOヨーロッパレビュー
WHO European review of social determinants of health and the health divide
Michael Marmot et al.,
ヨーロッパの健康は著しく改善してきたが不平等が存在する
経済危機が対策をしない理由にはならない、むしろ危機の時こそ将来のための投資が必要
コメント
ヨーロッパの健康を増進し不平等を減らす
Lancet Volume 380, Issue 9846, 15–21 September 2012
Promoting health and reducing health inequities in Europe
エディトリアル
ヨーロッパ−大きな分断
Europe—the great divide
