食品安全情報blog過去記事

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その他

Science NOW
Final Study Confirms: Virus Not Implicated in Chronic Fatigue Syndrome
byMartin Enserink on 18 September 2012
http://news.sciencemag.org/sciencenow/2012/09/final-study-confirms-virus-not-i.html?ref=hp
CFSに関連するとされたマウスレトロウイルスXMRVの話は終わったと言って良い。結局誰もXMRV-CFSの関連は再現できなかった。多くの研究者は最初の知見は実験室での患者検体のコンタミによるものだととうの昔に結論していた。しかしNIHの出資したXMRV支持者と疑っている人たちが一緒に行った大規模研究がmBioに発表され、XMRV理論は完全に死んだ。今回は2009年の研究の主著者であるJudy Mikovitsも合意する。

Natureでも報道
The scientist who put the nail in XMRV's coffin
18 September 2012
Ewen Callaway
http://www.nature.com/news/the-scientist-who-put-the-nail-in-xmrv-s-coffin-1.11444
年代表が凝った作りになっている
インタビューではCFS患者団体の反応にも言及している。自閉症MMR固執する自閉症団体と同様の反応をしがちなので、希望のないものは早くあきらめたほうがいいと。

  • 肥満の政治: NGO-メディア−集団訴訟による禁止コンプレックスがやってきた

forbes
The Politics of Obesity: Here Comes the NGO -- Media -- Class Action Bar Complex
9/13/2012
Jon Entine, Contributor
http://www.forbes.com/sites/jonentine/2012/09/13/the-politics-of-obesity-here-comes-the-ngo-media-class-action-bar-complex/
ここ数ヶ月だけで10人以上の弁護士が世界の食品企業を相手に25件以上の裁判を起こしている。NGOやメディアの多くは反科学技術、反大企業である。肥満の原因が企業のせいだという科学的根拠は乏しいが、メディアは単純なストーリーを好む。企業は防衛のみではなく業界全体で対応する必要がある。企業が信頼を獲得して生き延びるための対策は終わりのないマラソンである。