食品安全情報blog過去記事

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ファクトシート キャノーラ油

Canola oil
(September 2012)
http://www.foodstandards.gov.au/scienceandeducation/factsheets/factsheets/canolaoilseptember205631.cfm
“canola”という単語は特定の菜種の品種とその植物由来の種子や油を指す。キャノーラ油は、エルカ酸含量が油の2%以下になるように交配されたこれらの品種の種子から作った油である。食品基準2.4.1の食用油脂に規定されている。
初期の菜種は極めて高濃度のエルカ酸を含み(総脂肪酸の30-60%)ヒトや動物の食用にはならなかった。エルカ酸はたくさん食べると動物での有害影響と関連する。このためエルカ酸含量の少ない品種が選択的に交配された。
キャノーラ油の安全性はFSANZやFDAやヘルスカナダを含む他の規制機関により十分検討され確認されている。何年もの間たくさんの人々により安全に使用されている。オーストラリアとニュージーランドで消費されているエルカ酸の量は有害影響が出る量より十分低い。
OECDもキャノーラ油は消費者が飽和脂肪摂取目標(総脂肪酸の7%)を達成するのに役立つ可能性があると述べている。
(カナダでB. junceaに対して認められたのが2001年と比較的新しいもの。新しい品種のほうが安全性は高い例。)