食品安全情報blog過去記事

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照射食品

Irradiated foods
(September 2012)
http://www.foodstandards.gov.au/consumerinformation/foodirradiation/irradiatedfoods.cfm
食品は特定の認められた目的のため、たとえば消費者にとってより安全にするため、昆虫を減らして検疫のため、にのみ照射される。FSANZから許可を得なければならない。FSANZは食品の種類ごとに評価し、FSANZの助言は食品規制立法政策フォーラムでも検討される。この厳しい認可プロセスでは照射技術の評価と食品の組成や栄養への影響も検討される。検疫のために照射が使われる場合にはFSANZは農業漁業森林省(DAFF)やニュージーランド一次産業省とも連携する。
どのような食品が照射されているか?
現在オーストラリアとニュージーランドでは、ハーブやスパイス、ハーブティー、一部のトロピカルフルーツのみが照射を認められている。認められているものはFSANZが安全性に懸念はなく、栄養価に大きな変化はなく、技術的に必要と確認したものである。
消費者はどうやって照射されているかどうかわかるか?
照射された食品の包装にはその旨表示されている。国際raduraシンボルが使われている場合もある。
現在の照射使用状況
オーストラリアで販売されている照射マンゴー、パパイヤ、ライチはない。
ニュージーランドはオーストラリア産のマンゴーを2004年、パパイヤを2006年、ライチを2008年に販売することを認め、害虫処理法として最小250 グレイでの照射を認めている。
以下にオーストラリアからニュージーランドに輸出されている照射生鮮果物の2007-2010年の量を示す。
マレーシアもオーストラリア産のマンゴーの輸入処理としての照射を認めている。。マレーシアでの最小照射量は300グレイである。オーストラリアは2009年と2010年に263トンの照射マンゴーをマレーシアに輸出している。
USDAはオーストラリア産マンゴーとライチの輸入許可を検討中で、その処置法として照射が認められると予想される。最小400グレイと予想される。
DAFFはインドからオーストラリアに輸入されるマンゴーの処理として照射を認めているが現在インドからマンゴーは輸入されていない。