食品安全情報blog過去記事

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生活中の ‘内分泌撹乱物質’暴露低減化方法提供!

危害影響研究チーム 2012.09.24
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=2&seq=18650&cmd=v
妊婦, 子供対象環境ホルモン正しく分かる全国巡回教育実施
食品医薬品安全庁は家庭及び学校など日常生活の中で暴露しやすい内分泌撹乱物質に関する情報と低減化できる生活法などを知らせるために来る 9月 27日から全国巡回教育を実施すると発表した。
今回の教育は大韓主婦クラブ連合会及び全国主婦教室中央会とともに妊婦教室と小学校に訪問して妊婦 400人, 小学生 600人など総 1,000人を対象に実施する.
教育主要内容は ▲内分泌撹乱物質の定義と種類 ▲内分泌撹乱物質が人体に及ぼす影響 ▲内分泌撹乱物質暴露を最小化するための生活実践ガイドなどでアニメーション動画講義を通じて易しく面白く説明する予定である。
内分泌撹乱物質: 環境に存在する一部化学物質が人体ホルモンと類似の作用をしたり正常な機能を阻害する
食品医薬品安全庁は日常生活中の食品及び環境などから暴露されている内分泌撹乱物質ダイオキシン類、フタル酸類, ビスフェノールA, 重金属などが代表的で, 正しい食や生活習慣で十分に暴露を最小化することができると強調した。
<正しい食習慣>
排気ガス, 廃棄物焼却などで環境中に存在するダイオキシンへの暴露を最小化するためには、家庭で料理の時肉や魚の内臓はとり除き、使い捨て容器の使用は制限し電子レンジは専用容器を使わなければならない。
妊婦には油の多い肉類など中心の外食を減らして穀物と緑黄色野菜を含むバランスの取れた食生活が薦められる.
ダイオキシン人体安全基準値(TDI) : 4 pg-TEQ/?/day
子供おもちゃ, 文具、 乳児用品などの可塑剤に使われるフタル酸類及びビスフェノールA暴露を減らすためには家庭で子供がおもちゃ及び文具類などを触った後手洗いを習慣化できるように教育するのが重要である。
熱い食べ物を入れる場合にはなるべくガラスや金属などを使った方が良く、製品購入の時成分・素材・原産地・使い方などに関する表示事項と安全認証マーク(KCマーク)を確認する必要がある。
参照で食品用器具及び包装材にDEHPは使用が禁止されていてビスフェノールAは去る 7月から乳幼児の健康保護のために補乳瓶の製造及び輸入に使用が禁止された
※ フタル酸類人体安全基準値(TDI) : DEHP(50ug/?/day), DBP(10ug/?/day), BBP(500ug/?/day)
ビスフェノールA 人体安全基準値(TDI) : 50ug/?/day)
食品中でカドミウム, 鉛, 水銀などのような重金属の暴露を低減化するためにはこれらの体外排出を助ける栄養素が豊かな牛乳, たまご, 野菜類のような食品を取るのが重要である。

  • 牛乳及びたまごに含有されているビタミンB6はカドミウム, 鉛などの体外排出を助けて, 緑黄色野菜に豊かなビタミンCは水銀の体外排出を助けることが知られている.

※ 重金属人体安全基準値(TDI) : カドミウム(0.83ug/?/day), 鉛(3.57ug/?/day), 水銀(0.57ug/?/day)

内分泌撹乱物質認知度
去る 6月ソウルなどに居住する妊婦及び子供 2,500人を対象に日常生活での内分泌撹乱物質の認知などに対してアンケート調査した結果大部分が漠然たる不安感を持っているなど懸念が多かった。
内分泌撹乱物質への心配度は「ある程度心配」が 63.9%で一番多く, 非常に心配 (32.1%), 心配しない(4%)が続いた。
その他生活の中の危険要素に対する認知度は、「原子力発電所事故による食品の放射能汚染が心配」との回答が 36%, その次に内分泌撹乱物質が心配(28.9%), 夏季食中毒 (19.2%) などの順序である。.
関節喫煙に暴露されていると答えた人が 49.4%で一番多く、あまり暴露されていない(29.7%), 全然露出されていない(12.3%) などの順序だった。.
妊娠期間中の家の換気回数に対する調査では毎日 1回以上換気するという応答者が 55%に過ぎず家換気の大切さについての教育が必要なことがわかった。次いで2~3回以上(24.3%), 4~5回以上(18.2%)の 順序だった
妊娠期間中の食生活習慣の調査では油が多い肉類, 即席料理食品, ハンバーガー□ピザのようなファーストフード摂取率が高かった。
豚肉, 牛肉を週1回以上がそれぞれ 42.8%, 36.4%, 次いで2~4回が 18.7%, 15.1% などであった。
ハンバーガーやピザのようなファーストフードの摂取頻度はピザ週1回が 9.1%, 月1回が 38.7%, 2~4回 2.8%, ハンバーガーは週1回が 10.7%, 月2~3回 19.8だった。
飲酒は他の食品と比べると頻度が高くはないが週1回飲むという回答率が 3.4%, 2~4回 1.5%, 月1回~3回 10% などで妊娠中で飲酒する事例があって注意が必要である。.
妊婦の外食習慣の調査では週1回以上肉焼き物が 33.2%で一番多く、粉食 21.9%, 中華料理 10.7% の順序で油が多い食品の外食頻度が高かった.
※ 中国食べ物 : 月1回(33.0%), 月2~3回(26.5%), 週1回(10.7%)
※ 粉食 : 月2~3回(35.6%), 週1回(21.9%), 月1回(22.2%)
※ 肉焼き物: 週1回(33.2%), 月2~3回(28.3%), 月1回 (15.1%)

内分泌撹乱物質はメインではないような)