食品安全情報blog過去記事

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香料グループ評価205 (FGE.205): FGE.19の化学サブグループ1.2.2の前駆体の末端に二重結合がある13 α,β-不飽和脂肪族ケトンの代表化合物の遺伝毒性データの検討

Scientific Opinion on Flavouring Group Evaluation 205 (FGE.205): Consideration of genotoxicity data on representatives for 13 α,β-unsaturated aliphatic ketones with terminal double bonds and precursors from chemical subgroup 1.2.2 of FGE.19 by EFSA
EFSA Journal 2012;10(10):2902 [22 pp.].
19 October 2012
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2902.htm
オクト-1-エン-3-オン [FL-no: 07.081]とペント-1-エン-3-オン[FL-no: 07.102]の追加データについて検討した。どちらも細菌で弱い遺伝毒性がありペント-1-エン-3-オンが強い。いずれもほ乳類細胞での遺伝子突然変異試験や染色体異常誘発性試験などが行われていてほ乳類細胞での細胞傷害性が高い。細菌での変異原性陽性はほ乳類細胞での遺伝子突然変異試験の陰性一つ、はっきりしない結果一つでは却下できないと考えるので、最も強いペント-1-エン-3-オンでの最初の接触部位(例えば胃)と肝臓でのin vivoコメットアッセイデータを要求する。