食品安全情報blog過去記事

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食品中の新興新規臭素化難燃剤(BFRs)についての科学的意見

Scientific Opinion on Emerging and Novel Brominated Flame Retardants (BFRs) in Food
EFSA Journal 2012;10(10):2908 [125 pp.].
19 October 2012
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2908.htm
EFSAはPBDEs、 PBBs、 HBCDDs、 TBBPA、臭化フェノールおよびその誘導体以外の臭素化難燃剤(BFRs)についての科学的意見を求められた。これらは「新興」および「新規」BFRと分類される。17の新興および10の新規BFRについての情報を収集した。これらすべてについて物理化学的性状や使用、生産量等の情報がない。データがないためCONTAMパネルはリスク評価ができなかったが、健康上の懸念となりそうなものでさらなる検討が必要なものはどれかを同定することを試みた。
トリス(2,3-ジブロモプロピル)リン酸 (TDBPP)とジブロモネオペンチル グリコール(DBNPG)は遺伝毒性発がん性があるため食品や環境中にどのくらい存在するかについての調査が必要である。1,2-ビス(2,4,6-トリブロモフェノキシ)エタン (BTBPE)と ヘキサブロモベンゼン(HBB)は蓄積性がある可能性がある。