食品安全情報blog過去記事

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Scienceより

  • 2012選挙  食品表示問題が州の投票案件トップ

Food Labeling Issue Tops State Ballot Questions
Meghna Sachdev
Science 26 October 2012: Vol. 338 no. 6106 p. 464
科学者はカリフォルニアのProposition 37が一般の人々に遺伝子組換え食品についての間違ったメッセージを送っている、という
Prop 37の支持者の多くはこれが米国からGM食品を追い出す最初のステップになることを望んでいる。一方ほとんどの科学者はGMの健康影響という懸念には根拠がないと主張する。カリフォルニア大学の植物生物学者Robert Goldbergは、農業大きな問題に直面していて解決のためにはあらゆる科学を動員しなければならない、という。Proposition 37は反科学でイデオロギーによるものである。
今年初めの調査では2/3が賛成だったが最近の調査では差は縮まっている。

Fishing for Answers off Fukushima
Ken O. Buesseler
Science 26 October 2012:
Vol. 338 no. 6106 pp. 480-482
2011年3月11日の三重災害後、日本のシーフードに対する懸念は高いままである。
これまでMAFFは8500以上のデータを発表してきた。データからは底生の種が他の種より放射性セシウムの濃度が高いことが示されている。また濃度のばらつきが極めて大きいことが管理上の意志決定を難しくしている。MAFFのデータからは新しいより厳しい基準値より低いものがほとんであることが示されている。

  • 日本の研究者についての疑問は何年も遡る

Questions About Japanese Researcher Go Back Years
Science 26 October 2012:
Vol. 338 no. 6106 pp. 452-454
共著者とされた人たちに取材している結構長い記事。
(山中先生のノーベル賞が疑問だというヒトのコメントがついていて驚く。)