食品安全情報blog過去記事

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医薬品へのサプリメントの影響は「危険」

Behind the Headlines
Effects of supplements on medicines 'dangerous'
Monday October 29 2012
http://www.nhs.uk/news/2012/10October/Pages/Hidden-dangers-of-mixing-herbal-remedies-with-medication.aspx
エキナセアセントジョーンズワートのようなハーブレメディは「医薬品を危険なものにすることがある」とDaily Mailが警告した。この話はサプリメント(ハーブやダイエタリー)とよく使う医薬品との有害な相互作用を同定しようとした大規模レビューに基づく。この種のサプリメントはますますポピュラーになっていて、気分を改善する目的でのセントジョーンズワート、エネルギーを高める目的でのイチョウ、免疫系を強化する目的でのエキナセアなどが含まれる。この研究ではサプリメントセントジョーンズワートマグネシウム、カルシウム、鉄、イチョウが良く使われる医薬品との相互作用が多いものであることを見いだした。ハーブやダイエタリーサプリメントとの相互作用が多い医薬品としてはワルファリン、インスリンアスピリンがある。
ワルファリンとの相互作用は他の薬物より有害影響が大きい。ほとんどの有害事象は「やや重症」で、おなかの問題や発作、精神疾患などがある。亜麻仁、エキナセア、ヨヒンベが報告されている「禁忌」の多いハーブ製品である。
多くの人が「ナチュラル」だから害がないと間違って考えているため、ハーブやダイエタリーサプリメントの英国市場は拡大し続けている。医薬品を使用している場合にはハーブやダイエタリーサプリメントを使う前に医師や薬剤師に相談することを勧める。