食品安全情報blog過去記事

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新しい乳児栄養報告書はアイルランドの赤ちゃんへの栄養を改善する基礎となる

New Infant Feeding Reports Provide Groundwork for Improving the Nation's Baby Feeding Practices
Monday, 19 November 2012
http://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/infant_feeding_19112012.html
11月19日にFSAIが発表した科学報告書はこの国の赤ちゃんの栄養パターンを改善するための重要な助言を強調する。この報告書はアイルランドにおける乳児の栄養についての研究と最近の国際的科学的意見に基づく。それによると世界中で妊娠中と乳児の生後1年間の良い栄養状態がその後の人生の健康に良い影響があるという根拠が示されている。
過去数年の調査ではアイルランドの現状は理想的とは言い難い。推定71%の赤ちゃんがあまりに早く固形食を与えられ始めている。さらにポテトチップスやチョコレートプリンやソフトドリンクなど、乳児の食事としては望ましくない食品を、わずか6か月の乳児に与えている例もあることが懸念される。

  • 報告書

Scientific Recommendations for a National Infant Feeding Policy
140ページ
妊娠前の栄養ではアイルランド人にとって問題になる栄養素はビタミンD、長鎖オメガ3脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、鉄。さらに健康的な体重維持。アイルランド人の多くが現在過体重である。
妊娠中の栄養ではアイルランドの市場ではビタミンA濃度の高いもの(レバー)があることが懸念材料
乳児のミルクについては母乳を与えられるように環境を整えること、ミルクの適切な調整が必要、など
離乳食の導入時期、歯のケア、成長の観察など助言は多岐にわたる

  • 乳児の最良栄養規範 専門家むけガイド

Best Practice for Infant Feeding - A Guide for Healthcare Professionals
かなり細かい。母乳を解凍するのに電子レンジを使わない、とか子どものミルクを作る前には手を洗う、ミネラルウォーターはナトリウム含量をチェックして沸騰させてから、とか。