食品安全情報blog過去記事

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電線や電子機器からの電場や磁場

It’s Your Health
Electric and Magnetic Fields from Power Lines and Electrical Appliances
2012-11-16
http://www.hc-sc.gc.ca/hl-vs/iyh-vsv/environ/magnet-eng.php
電磁場に日々曝されることが健康に問題を引き起こすことを心配する人々がいる
電気と電磁場(EMF)
電線による電力供給は今日の社会においては重要である。カナダでは家庭用の電源は60ヘルツである。電力供給に用いられる周波数はWi-Fiや携帯電話、スマートメーターで異なる。電気や電子機器を使うと極低周波の電磁場に暴露される。「極低周波」という用語は300ヘルツ以下と定義され、電気を使うことで生じるEMFはこの範囲のものである。
EMFは電子機器や電線などの周囲にある目に見えない力で、電場は装置が使われていなくても線がプラグとつながっていると生じ、電圧が高いと電場が高い。磁場は電気が流れると生じ電流が大きいと磁場が大きい。EMFは単独でも一緒にも生じる
EMFは発生源が近いほど強い。遠くなると弱くなる。家の中にいる場合、高圧電線や変圧器による磁場は家庭内の電子機器によるものより弱い。電場は金属のような物質で遮蔽できるので建物や木や、地下に電線がある場合には土でも、電場はブロックされる。
カナダ人は毎日極低周波の電磁場に暴露されている。
家庭や職場や学校での暴露による健康リスクは知られていない。
IARCが極低周波磁場を"ヒト発がん性があるかもしれないpossibly carcinogenic to humans"に分類したが、これは限られた一部の根拠があるためで多くの科学的根拠は電磁場暴露とヒトがんの間に関連を認めていない。ヘルスカナダはさらなる研究が必要だということについてIARCと同じ見解である。
ヘルスカナダは極低周波電磁場への日常的暴露について予防対策は必要ないと考えている。
(カナダでは学校からWi-Fiを追い出す運動があって一部は成功しているけれど、日本でそれがどれだけ支持されるだろうか?)