食品安全情報blog過去記事

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食品詐欺−丸裸にされた(stark naked)真実

Food fraud – the stark naked truth
Posted by Andrew Wadge on 23 November 2012
http://blogs.food.gov.uk/science/entry/food_fraud_the_stark_naked
あなたは食品詐欺により23500ポンドあまりの罰金を科されたStark Naked Foods社のニュースを読んだかもしれない。同社のバジルソースはエクストラバージンオリーブ油とグラーナ・パダーノチーズを使って作ったと表示してあるが、実際にはより安価なひまわり油とラトビアのチーズを使っていた。
この事例はSuffolk Trading Standardsが起訴したもので、健康リスクではなく詐欺である。しかし食品詐欺は時に極めて危険である。例えばメタノールなどの違法化合物を入れたアルコールは視力を無くしたり死亡したりすることすらある。
地元当局や分析官やFSAの毒性学者は、この事例には当てはまらないが、しばしばFSAの資金援助を受けて捜査に当たる。必要であれば最新の科学はDNA検査や同位体指紋法を用いて産地を同定する。しかしこれらの方法は時間がかかる。
最良の方法は消費者が食品詐欺師を無視することである。クリスマスが近づき家計は厳しいだろうが、疑わしい安価なアルコールを買おうという誘惑に負けてはならない。トラックの荷台で販売されている何かを食べたら、霊柩車に乗ることになるかもしれない。