食品安全情報blog過去記事

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検査した1000以上の食品に酸化プロピレンは含まれない

More than 1,000 food products tested contained no propylene oxide
December 6, 2012
http://www.inspection.gc.ca/about-the-cfia/newsroom/news-releases/2012-12-07/eng/1354722415556/1354722439294
CFIAの各種食品定期検査の一環としての標的調査の結果を発表する。検査した1000以上の食品に酸化プロピレンは含まれず、食べても安全である。
酸化プロピレン(PPO)は食品や工業製品に使われる燻蒸剤で、カナダでは使用が登録されていないがアメリカでは50年以上乾燥フルーツやナッツ、スパイスに使用されている。ヘルスカナダはPPOのリスク評価を行ってドライフルーツやナッツ、スパイスなどのPPO処理食品を食べることにより乳幼児や高齢者を含む消費者に健康上の懸念はない。2009年にヘルスカナダはアーモンドのPPOのMRLを300 ppmに設定し、現在木の実全体について新しいMRLを設定する手続き中である。
CFIAは2009-2010年に乾燥スパイスやハーブ、乾燥フルーツ、ココアパウダー、ナッツ100検体、2010-2011年には乾燥スパイスやハーブ、乾燥フルーツ、ココアやチョコレート、アーモンドを含むナッツ994検体についてPPOを検査した。いずれからもPPOは検出されなかった。
調査の詳細は以下から
2010-2011 Propylene Oxide in Foods
http://www.inspection.gc.ca/food/chemical-residues-microbiology/chemical-residues/propylene-oxide/eng/1351917937884/1351918123486