食品安全情報blog過去記事

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がん症例は増えたが生存率は高くなった

Behind the Headlines
Cancer cases rise, but more people survive
Friday December 7 2012
http://www.nhs.uk/news/2012/12December/Pages/Cancer-cases-rise-but-more-people-survive.aspx
英国の新しいがん統計が見出しになり、多くの新聞はがんと診断される人は増えたががんで死亡する人は減ったと報道している。これは国家統計局が発表した2008-2010年の数値で、1年の間にがんと診断される人は32万人近く、がんで死亡する人は156000人としている。
毎年がんと診断されるのは男性で10万人当たり431、女性が375人である。がんによる死亡は男性10万人あたり204、女性149人である。男性のがんが多いのはウェールズ、女性はスコットランドである。2001-03年の報告に比べてがんの症例は男性で10万人あたり403から431に、女性は343から375に増加したが死亡は男性で229から204に、女性は161から141に減少した。
最も多いのは女性では乳がん、男性では前立腺がん。どちらも2番目は肺がん。
スコットランドが肺がんの率が比較的高いのは喫煙率と飲酒率の高さで説明できるだろう。