食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

爆弾酒、20代のほうがより楽しんでいる!

酒類安全管理チーム 2012.12.07
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=1&seq=19264&cmd=v
2012年度酒類消費・摂取実態調査結果
食品医薬品安全庁は全国 16地域に居住する満 15歳以上男女 2,066人を対象に酒類消費・摂取実態を調査した。この調査は去る 6月と 10月 2回にわたって調査員訪問による対面面接方式で行われ、主要アンケート内容は、種類別、世代別酒類摂取量、ハイリスク飲酒実態、酒類摂取習慣などである。
今年の酒類消費・摂取実態調査結果の主要特徴は ▲他の年令層に比べて 20代が爆弾酒を最も好む ▲高カフェイン飲料と酒をまぜるエネルギー爆弾酒文化登場 ▲女性ハイリスク飲酒増加などである<20代が爆弾酒を最も選好>
調査対象者(2,066人)中過去 1年間に一度以上爆弾酒を飲んだ人は 626人で 3人中 1人爆弾酒を飲んだ対象者(626人) 中 97.0%(607人)が焼酒+ビールを 1回平均 4.1杯を飲んだ。また, 爆弾酒を飲んだ対象者の中で 18.1%(113人)は洋酒+ビールを 1回平均 5.1杯飲んだ。
最近 1年の間に爆弾酒を一度以上でも取った年令層では 20代が 49.2%で一番高く、30代が 34.9%, 40代が 32.%, 50代が 21.2%, 60代が 12.1%の順序だった.
特に10代でも 22.7%が爆弾酒を経験した
20代が爆弾酒を好むようになった理由ではアルコール度数が高いお酒より飲みやすくて忙しい生活の中にも短い時間で効果を感じることができるという期待心理が作用したようだ<エネルギー爆弾酒登場>
去年下半期から高カフェイン飲料が本格的に流通・販売され、高カフェイン飲料を焼酒や洋酒と一緒にエネルギー爆弾酒として飲む割合が全体調査対象(1,033人)の 1.7%に見られた。特に高カフェインエネルギー飲料をお酒とともに飲む人のうちエネルギー爆弾酒を経験した人は 20代が 9.6%, 10代が 1.1%で、30代, 40代, 50代などではない。
エネルギー爆弾酒のタイプはエネルギードリンク+焼酒が 52.9%, エネルギードリンク+ウイスキーが 41.2%で、 1回平均5を飲む<女性ハイリスク飲酒が去年に比べて増加>
一日一回の酒席で焼酒を男は 8杯以上, 女性では 5杯以上のハイリスク飲酒の女性の割合が前年比で増加した。
※WHO定義のハイリスク飲酒: 男(焼酒 8杯, アルコール 60g), 女(焼酒 5杯, アルコール40g) - 男性は去年に比べてハイリスク飲酒をする割合が週 1回以上は '11年 35.1%、 ’12年 37.2%と増加、一方週 2回以上は '11年 26.7%、 ’12年 26.2%と減少した.
女性の場合去年に比べてハイリスク飲酒をする割合が週 1回以上は '11年 14.3%、’12年 18.1% と増え、 週 2回以上も '11年 7.7%、 ’12年 11.1%と 増加した。
また, 調査対象者(2,066人) 中 1,305人(63%)は最近 1週間以内にお酒を飲みそのうち 838人(男 521人, 女 317人)が WHOが提示している適正勧奨摂取量より多く飲んだ
※WHOが提示する適正勧奨摂取量 : 男(焼酒 5杯, アルコール 40g), 女( 焼酒 2.5杯, アルコール 20g)<酒類摂取習慣 >
調査対象者 2,066人のうち飲酒時自分が何杯飲んだのか分かっていると回答した者は 1,256人(62.8%)、欲しくない酒は拒否するという回答者は 980人(49.0%), 低い度数の酒類を好むという回答者は 1,066人(53.3%)で去年と同水準だった。
一方アルコールの吸収を遅らせるための飲酒習慣として飲酒の前に水などを取るという回答者は 254人(12.7%), 食事と一緒に飲むという回答者は 300人(15.0%), 飲む量をあらかじめ決めるという回答者は 678人(33.9%)で一般的な元気な飲酒習慣実践は充分でなく去年と大差なかった
食品医薬品安全庁は年末年始頻繁な酒席を避けにくければ, 正しい飲酒習慣を持つようにすることが健康を守る近道であると強調した.
1日適正アルコール摂取量を越えないように気を付けて, 水とともにゆっくり飲む習慣を持たなければならない.
爆弾酒及び高アルコール酒は慎み、高カフェインエネルギー飲料をお酒と一緒に飲むことは避けなければならない。一気にお酒を飲むよりはゆっくり分けて飲むことが重要である。
また, お酒を飲み過ぎた場合は2~3日の回復期を置いた方が良い。