食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より

  • 禁煙法が子どもの喘息による入院の大きな低下と関連

Smoke-free law linked to large fall in child asthma hospital admissions
21-Jan-2013
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-01/icl-sll012113.php
Pediatricsに発表された英国での研究。

  • 掃除の仕事は喘息リスクと関連

Cleaning jobs linked to asthma risk
21-Jan-2013
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-01/icl-cjl012113.php
英国で1958年に生まれた9488人の成人してからの喘息について調べた。42才までに喘息なったのは9%で、喫煙が原因なのは1/9、職業が原因なのは1/6と解析。喘息と関連する職業は18でそのうち4つがクリーニング、さらに3つは洗浄用製品暴露が関連する。
これまでの報告同様、農業、ヘアドレッサー、印刷業は喘息と関連する。

  • 普通の石けんに使われている抗菌剤が淡水湖から検出される量が増えている

Antibacterial agent used in common soaps found in increasing amounts in freshwater lakes
22-Jan-2013
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-01/uom-aau012213.php
ミネソタ州の淡水湖のトリクロサンやその塩素化誘導体の量が増えている。Environmental Science and Technologyに受理された論文。
トリクロサンの効果でFDAが認めているのは歯磨きに入っている場合の歯肉炎予防のみであるが、たくさんの消費者製品に加えられている。

  • BPA代用品に問題がある可能性

BPA substitute could spell trouble
22-Jan-2013
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-01/uotm-bsc012213.php
ビスフェノールSもホルモン作用をかく乱する
人々の要求に応じて作られた「BPAフリー」製品に含まれるビスフェノールSがBPAより問題があるかもしれないという報告。Environmental Health Perspectives。
フェムトモルやピコモル濃度で影響があると主張。
BPAに難癖つけた手法を当てはめたらなんだってアウトにできるだろうけど。)

Harmful effects of bisphenol A proved experimentally
22-Jan-2013
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-01/ind-heo012213.php
培養ヒト胎児精巣のテストステロン合成抑制が2 microg/Lで見られた
PLOS ONEに発表。中絶胎児を使っている。
Differential Effects of Bisphenol A and Diethylstilbestrol on Human, Rat and Mouse Fetal Leydig Cell Function
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0051579
RT-PCRによるmRNA発現の20%増減で意味があると言っちゃう