食品安全情報blog過去記事

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早い時間に昼食をとるとより体重が減ることを発見した研究

Behind the Headlines
Early lunchers lose more weight, study finds
Wednesday January 30 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/01January/Pages/Its-not-what-you-eat-its-when-you-eat-part-2.aspx
Independentの見出しが「何を食べるかではなく、いつ食べるかが問題」と主張する。さらに「夜遅く食べるヒトの減量は難しい」と付け加えた−この主張は2012年9月にも我々がチェックしている(マウスでの研究だが)。このスペインの研究は、肥満または過体重の成人に20週間の減量プログラムに参加してもらい、ランチを午後3時より前に食べたヒトは3時以降に食べたヒトより平均2.2kg多く体重が減ったことを発見した。スペインでは昼食が1日の中で一番重要な食事で、しばしば午後半ばから遅い時間に食べる。研究者らは朝食と夕食については時間と減量に関連を見いだせなかった。ランチの時間の違うヒトのエネルギー摂取量と消費量に違いはなかったため、これらでは体重の差を説明できない。しかしどちらの群も減量プログラムに従っているので「何を食べるかは関係ない」というのは単純に事実ではない。
この研究は早い時間に昼食を摂ることで痩せられる、あるいは昼食が遅いと太ることを証明したものではなく、昼食のタイミングが何らかの形で減量と関係することを示したものである。何が関連するのかは明確ではないがさらなる研究対象であることは疑いがない。