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WHOは食事からの塩とカリウムについて新しいガイダンスを発表

WHO issues new guidance on dietary salt and potassium
31 January 2013
http://www.who.int/mediacentre/news/notes/2013/salt_potassium_20130131/en/index.html
WHOによる新しいガイドラインでは、成人はナトリウムを1日に2000mgあるいは塩5g以下、カリウムは3510mg以上を摂るべきである。ナトリウムが多いまたはカリウムが少ない人は、心疾患や脳卒中リスクを高くする高血圧のリスクがある。
ナトリウムは天然に各種食品に、ミルクやクリームに100gあたり約50mg、卵に100gあたり80mgなど、含まれる。パン(約250 mg/100 g)やベーコン(約1,500 mg/100 g)のような加工肉、スナック、チーズパフ、ポップコーンなどの加工食品(約1,500 mg/100 g)、醤油(約7,000 mg/100 g)やブイヨンまたはスープストックキューブ(約20,000 mg/100 g).などの調味料にはもっと多く含まれる。
カリウムが多い食品には豆(約1,300 mg /100 g)、ナッツ(約600 mg/100 g)、ほうれん草やキャベツやパセリなどの野菜(約550 mg/100 g)、バナナやパパイヤ、デーツなどの果物(約300 mg/100 g)などがある。加工により多くの食品のカリウム量は減る。
現在多くの人はナトリウムを摂りすぎていてカリウムは足りない。
ガイドライン本文

  • Sodium intake for adults and children

http://www.who.int/nutrition/publications/guidelines/sodium_intake/en/index.html

  • Potassium intake for adults and children

http://www.who.int/nutrition/publications/guidelines/potassium_intake/en/index.html
90 mmol/dayなので3510mgという半端な数字