食品安全情報blog過去記事

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肥満がビタミンDレベル低下の原因かもしれない

Behind the Headlines
Obesity may cause low vitamin D levels
Thursday February 7 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/February/Pages/obesity-may-cause-low-vitamin-D-levels.aspx
BBCニュースが「肥満はビタミンD欠乏につながる可能性があることを研究が発見した」と報道した。このすばらしい、洞察力のある、正確なBBCの話は肥満により誘発される問題のリストに加わった新しい危険性について強調したものである。
これまでの研究でビタミンDと肥満の関連が示唆されてきた。これまで肥満によりビタミンDが低くなるのかビタミンDが少ないことが肥満の原因なのかは不明だった。この研究は肥満と関連する遺伝子変異をもつ人々がビタミンD濃度が低いこと、一方ビタミンD濃度の低さと関連する遺伝子変異をもつ人々は肥満ではないことを見いだした。これは肥満がビタミンD濃度の低さの原因であることを強く示唆する。研究者らはビタミンDが脂肪組織に捕まえられて血中に出てこない可能性を推測している。