食品安全情報blog過去記事

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EUウマ肉スキャンダル−専門家の反応

SMC
EU Horsemeat scandal – experts respond
February 14th, 2013.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2013/02/14/uk-horsemeat-experts-respond/
ヨーロッパ諸国でウマ肉スキャンダルに消費者の懸念が続く中、英国の専門官一人がこの「汚染」により実際には肉製品の「質が向上」しているという皮肉な状況について指摘した
ヨーロッパにおける牛肉製品からウマ肉が発見されたことはEUの閣僚級会合と肉製品の広範な検査を行う決定をもたらした。
英国SMCの同僚が以下のコメントを集めた
Southampton大学人文地理学講師Emma Roe博士
加工肉製品には最も好まれない肉の部分を使うのは商業的には必然である。経済状況が厳しい中、ウマ肉の需要がない国では通常の牛肉より質の高いウマ肉が使われた可能性もある。
Queen’s University Belfastの世界食料安全保障研究所所長Chris Elliott教授
当初小規模汚染と見えたものが複雑な多国間問題になった。調査は避けられずさらに別の問題が明らかになるかもしれない。しかし最終的にはどうやって我々の購入する製品の正直さを守ることができるかを考えたほうが良いだろう。

International Meat Topicsの編集者Nigel Horrox
消費者のより多くの要求を満たしつつ安い食品が欲しいという要求は無理がある。食品の理論上の汚染は大量で全ての食品の可能な汚染物質を測定することはできない。安全性に関係のない汚染物質については、何があるべきであるかを証明すべきで、そうでなかった場合にのみ何が入っていてはいけないのかを考えるべきではないのか?