食品安全情報blog過去記事

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その他

  • スイスがGM作物の安全な試験地域を作る

ScienceInsider
Switzerland Creates Secure Test Site for GM Crops
by Jop de Vrieze on 28 February 2013
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2013/02/switzerland-creates-secure-test-.html?ref=hp
スイスがGM作物の実験をするための永久に保護された地域を作ろうとしている。これは研究者が破壊活動のリスクなしに、安全確保のための費用を減らして実験できるようにするのが目的である。
ヨーロッパではGM作物は議論の的で、ヨーロッパの法律では科学者が実験する場所を通知しなければならないために、100以上の試験で反対者による破壊活動が行われた。その結果1990年代には年に250あった実験が2011年には50以下に減った。
スイスの研究者はGM試験の資金の78%を警備などの安全確保に使っている。

  • GM作物の破壊活動に政府が保護する研究地域で戦う

Fighting GM crop vandalism with a government-protected research site
28-Feb-2013
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-02/cp-fgc022213.php
Trends in Biotechnologyに発表された記事

  • 肉の同定に問題が?答えはバーコードをチェックすること

Problems with identifying meat? The answer is to check the barcode
28-Feb-2013
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-02/bc-pw022713.php
あなたが何を食べているか知りたいですか?DNAバーコードが近縁種の同定に使えるかもしれない、という論文がInvestigative Geneticsに発表された。研究の結果、南アフリカの狩猟肉の表示は極めて不正確で、約80%が中身と表示が違う。
南アフリカでは切り干し肉が大きな産業で、1万以上の野生動物農場ありさらに個人の狩猟が加わる。この肉は脂肪やコレステロールが少なく添加物が少ないと見なされているため「健康的」とされる。
ミトコンドリアのCOI DNAバーコーディングとcytb配列決定により研究者らはスーパーマーケットや卸売り店の狩猟肉検体を調べた。146検体中100以上が誤表示されていた。
牛肉は全て正しかったがクーズーは92%別の種類だった。トビカモシカとダチョウの切り干し肉の24%しか正しくなかった。残りはウマ、インパラ、ハーテビースト、ウィルドビースト、ウォーターバック、エランド、オリックス、ダイカー、キリン、カンガルー、ヒツジ、ブタ、ウシだった。心配なのはシマウマと表示されていた検体の一つが実は絶滅危惧種のヤマシマウマだったことである。
(欧州がウマ肉の混入で大騒ぎしているのとスケールが違う)

  • カナダ肥満マップ更新:まだ流行は続く

Updating the Canadian Obesity Maps: An Epidemic in Progress
Carolyn C. Gotay et al.,
Canadian Journal of Public Health , Vol 104, No 1 (2013)
http://journal.cpha.ca/index.php/cjph/article/view/3513
地域ごとの肥満率データ

  • 風邪についての15のQ & A

Wellness Letter
Colds: 15 Expert Answers on Prevention, Relief and More –
by John Swartzberg, M.D. | February 28, 2013
http://www.berkeleywellness.com/self-care/preventive-care/preventive-care/article/colds-15-expert-answers-prevention-relief-and-more
風邪をひかないためにどうしているか?
実際手を洗う以外にできることは限られる。サプリメントに予防効果は証明されていない。ハーブやビタミン剤が風邪の予防や治療に役立つというしっかりした根拠はない
など