食品安全情報blog過去記事

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その他

Berkeley Wellness
Cholesterol-Lowering Supplements
http://www.berkeleywellness.com/supplements/other-supplements/lists/cholesterol-lowering-supplements/slideid_474
もしコレステロールが高くて食事と運動だけでは十分下げることができず、スタチンを執りたくないなら、コレステロールを下げると宣伝するサプリメントを試したくなるかもしれない。一部の例を評価してみた
ナイアシン、スタノールまたはステロール、紅麹抽出物、可溶性繊維、魚油、ポリコサノール、ニンニク、Guggul抽出物、アーティチョーク葉抽出物、その他
基本
もしあなたのコレステロールが高く、サプリメントを試したいなら、医師に話すこと。そうすれば医師は効果を観察できる。もし既にスタチンを使用していたら、一部は医薬品の使用量を減らせるかもしれない。そのようなサプリメントについて、ナチュラルで処方箋がいらないから安全だと思わないこと。もし血中コレステロール濃度に影響するのであれば他の影響もある。コレステロールを下げるための医薬品と相互作用するかもしれない。至適濃度は不明で、もし効果があったとしても弱い。

  • GM真菌の違反調査

SMC
GM fungus breach investigated
March 20th, 2013.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2013/03/20/gm-fungus-breach-investigated/
遺伝子組換え真菌が認められた実験室以外で発見されたことから、Lincoln大学の規制違反の可能性について当局が調査している
3月7日にLincoln大学の研究者らから一次産業省と環境省に、研究用の野生型だと信じて使っていた真菌Beauveria bassianaが遺伝子組換えだったと通知した。野生型と信じていたためGM封じ込め範囲以外で使っていた。
この真菌は昆虫に感染し生物学的殺虫剤として使われている。EPA長官はヒトや動物へのリスクは極めて低いと述べている。

  • ウマ肉スキャンダルは食品産業への信頼を下落させた

Which?
Horsemeat scandal dents trust in food industry
13 March 2013
http://www.which.co.uk/news/2013/03/horsemeat-scandal-dents-trust-in-food-industry-313016/
消費者の信頼は1/4減った
Which?は政府に消費者の信頼回復のための対応を望む
Which?の調査によるとウマ肉スキャンダルにより消費者の食品産業への信頼は24%低下した。買い物をする人の30%が加工肉を買うことを減らし、24%が肉の入った調理済み食品を買うことを減らしたかあるいはベジタリアン用製品を選んでいる。
68%は政府が十分監視してきたとは思っておらず、47%は成分表示が正しいとは思えない。
食品の安全性への信頼も打撃を受けた。スキャンダル前はスーパーで購入する食品を信頼している人は10人中9人だったが10人中7人に低下した。
(安全性の問題ではないとしても信頼が損なわれたのは確かで、安全性も疑われるのは避けられない。)

〜糖尿病における食事療法の現状と課題〜
http://www.jds.or.jp/modules/important/index.php?page=article&storyid=40
(なんかいろいろ違和感のある内容。
脂肪からのエネルギーを総摂取量の25%以内にすべきという、他の国ではみられない低くしかもかなり厳しく要求することの科学的根拠をずっと探しているのだが、みあたらない。〜と言われています、とか日本人の寿命が世界一になったときにそうだったから、というのしか出てこない。PFC比という単語がほとんど日本人(たまに韓国人)の文献でしか出てこない。アトキンスダイエットのような極端なものではなく、フランスの適正脂肪エネルギー比率上限40%までの範囲で、カロリー摂取量が同じで脂肪からのエネルギーが25%や30%を超えたからといって糖尿病リスクが高いとか糖尿病に悪いとかいう根拠があるのだろうか?)