食品安全情報blog過去記事

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その他

  • 英国の研究が殺虫剤とミツバチの減少との関連に疑問を投げかける。

Nature news blog
UK study casts doubt on link between insecticide and bee declines
28 Mar 2013
http://blogs.nature.com/news/2013/03/uk-study-casts-doubt-on-insecticide-link-to-bee-declines.html
英国食品環境研究庁(FERA)の研究が、ミツバチの減少とネオニコチノイドと呼ばれるクラスの殺虫剤との関連に疑問を投げかけた。
ネオニコチノイドは最近物議を醸すトピックスで、1月にはEFSAがミツバチにリスクとなる可能性があると言ったものの欧州委員会の禁止案は投票で却下された。活動家はこれらの使用をやめればミツバチの減少が止まるだろうと希望している。
今回FERAの行った野外試験で、ネオニコチノイドの残留とマルハナバチコロニーのサイズや新しい女王蜂の数などに何の明確な関連も見られなかった。FERAはこの結果については決定的なものではないが心強いものであると言う。今週発表されたDEFRAの関連報告でもネオニコチノイドが自然界のミツバチに影響しないという「たくさんの根拠が蓄積しつつある」と述べている。実験室での致死量以下でのネオニコチノイドの影響を示した研究は現実的条件ではなく極端なシナリオであるとしている。
FERAの研究
Effects of neonicotinoid seed treatments on bumble bee colonies under field conditions
March 2013
http://www.fera.defra.gov.uk/scienceResearch/scienceCapabilities/chemicalsEnvironment/documents/reportPS2371Mar13.pdf
DEFRAの報告
An assessment of key evidence about Neonicotinoids and bees
March 2013
http://www.defra.gov.uk/publications/files/pb13937-neonicotinoid-bees-20130326.pdf

  • Carol Ann Ryser,医師は医師免許を取り消された

Quackwatch
Carol Ann Ryser, M.D., Barred from Practicing Medicine
Stephen Barrett, M.D
This article was revised on March 30, 2013.
http://www.quackwatch.org/11Ind/ryser.html
カンザスシティでHealth Centers of Americaを経営し、35件以上の裁判で訴えられ16の判決を受けている。患者をライム病と診断している。

  • 診断が増加し米国の子ども達の11%がADHD

NYT
A.D.H.D. Seen in 11% of U.S. Children as Diagnoses Rise
Published: March 31, 2013
http://www.nytimes.com/2013/04/01/health/more-diagnoses-of-hyperactivity-causing-concern.html?hp&_r=1&
CDCの新しいデータによると米国の学齢期の男の子の5人に1人が、学齢期の子どもの11%がADHDと診断されている。この率は最近の診断の増加を反映し、多くの医師がアメリカの子ども達での過剰診断と医薬品の過剰使用の懸念を増大させる。診断された人の約2/3がRitalinやAdderallのような医薬品を処方されている。