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USDA とEPAがミツバチの健康についての新しい報告書を発表

USDA and EPA Release New Report on Honey Bee Health
05/02/2013
http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/d0cf6618525a9efb85257359003fb69d/e04602a5e7aa060685257b5f004a12d3!OpenDocument
USDA とEPAは5月2日、ミツバチの健康についての包括的科学報告書を発表した。この報告書は、ミツバチのコロニーの減少には、寄生虫、疾患、遺伝子、栄養不良、農薬暴露を含む複数の要因が関与すると述べている。
農務副長官Kathleen Merriganは、「米国の長期にわたる農業生産性にとって、ミツバチの健康と米国農業の健全さには重要な関連がある」と述べている。「ミツバチの健康に影響する要因は複雑で、USDAや研究協力者、関係者などはこの課題に取り組んでいる」
EPA長官Bob Perciasepeは「ミツバチの健康状態の悪化はストレス要因の組み合わせによって引き起こされており、EPAはUSDA、研究者、養蜂家、生産者、一般の人々とこの課題に取り組み続ける。本日発表した報告書は前例のない協力作業によるものであり、我々は協力し続けなければならない。この報告書が明確にしているように、ミツバチを守るために、既に相当の成果があったが、さらに多くのことが残されている。」
重要な知見
寄生虫と病気がミツバチにとってリスクとなる
・遺伝的多様性が必要
・ミツバチコロニーの栄養状態が悪い
・協力と情報共有が必要
・農薬のリスクについてはさらなる研究が必要
報告書本文
ミツバチの健康に関する全国関係者会議の報告書
Report on the National Stakeholders Conference on Honey Bee Health
National Honey Bee Health Stakeholder Conference Steering Committee
http://www.usda.gov/documents/ReportHoneyBeeHealth.pdf