食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • 野生のキノコで子ども達が病気になった

Wild mushrooms sicken SA children
May 1, 2013
http://news.ninemsn.com.au/health/2013/05/01/12/50/wild-mushrooms-sicken-sa-children
昨年キャンベラで2人の死亡原因となったタマゴテングタケを食べて2人の子どもがアデレードの病院に入院し、後に退院した。

  • メディアが最新のバイオテクノロジー革新をずたずたにする−角のない乳牛

Genetic Literacy Project
Media mangles latest biotech innovation—hornless cows
Jon Entine | April 29, 2013
http://www.geneticliteracyproject.org/2013/04/29/media-mangles-latest-biotech-innovation-hornless-cows/
遺伝的に角がないように調整された乳牛の開発に関する週末の一連の報道はいつものように誇張されゆがんでいた。Sunday Timesは「科学者が角がないように遺伝子を変えて乳牛の健康と安全をデザインしている」と報道し、Russia Todayは「角のないフランケンカウ」と叫び、Daily Telegraphは「遺伝学者がウシのゲノムから遺伝子を抽出し他の動物に移植した」と報道している。他の報道も反GMOの脚本のようで、デザイナーアニマル、トランスジェニック、フランケンカウのような単語が並ぶ。
角のない乳牛は昔から観察されてきた。肉用ウシではAberdeen Angusのような品種が交配でできていたが乳牛では成功していなかった。ミネソタ大学のScott Fahrenkrug教授は他の大学の科学者と協力してRecombineticsという会社を作り、「分子はさみ」を用いて自然の突然変異のまねをした。外来遺伝子を挿入したわけではない。

Natureニュース
Disputed results a fresh blow for social psychology
Alison Abbott 30 April 2013
http://www.nature.com/news/disputed-results-a-fresh-blow-for-social-psychology-1.12902
知能プライミング効果を再現できなかったことで研究コミュニティに騒動が巻き起こる
オランダのAp Dijksterhuisが1998年に提唱し教科書にも載っている(閾下)プライミング効果を、9つの異なる実験で再現できなかったという論文がPloS ONEに発表された。これに関連して研究者間で議論がおこっている