食品安全情報blog過去記事

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50代未満の乳がん発症率が記録的に高い

Behind the Headlines
Breast cancer rates in under-50s at record high
Friday May 3 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/05May/Pages/Breast-cancer-rates-in-under-50s-at-record-high.aspx
多くの英国メディアが50代未満の乳がん発症率が記録的に高いことを報道している。子どもを産むパターンの変化と飲酒が原因と推定されている。
このニュースはCancer Research UKが発表した新しいデータによるもので、50未満の女性の乳がんと診断される数がこれまでで最高で、2010年には初めて10000を記録したことを示している。増加の原因としてがんのリスク要因である子どもを産む年齢が遅いことをあげ、さらにもう一つのリスク要因である飲酒量が増えたことを指摘している。50未満だけでなく全ての年齢で1970年代以降女性の診断数は増加している。しかしこの増加は必ずしも悪いことではなく、診断とスクリーニングが改善したためでもあり、これは早期治療と生存率の改善につながっている。良い知らせは、乳がんと診断される人が増えているにも関わらず、乳がんで死亡する人は実際減っているということである。乳がんを経験して生存している女性が増えている。