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消費者向け情報:FDAは添加されたカフェインについて検討する

FDA to Investigate Added Caffeine
05/08/2013
http://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm350570.htm
FDAはカフェインが添加された製品の数が増えていることから、食品に含まれるカフェインの安全性について、特に子どもや青少年への影響について、検討する。
以下Q & A形式
Q: Marsの子会社リグリーがコーヒー半杯分のカフェインを含むガムを宣伝したと同時に発表されたがこのタイミングは偶然か?
A:ガムはカフェイン添加食品の増加傾向の不運な例の一つでしかない。我々の懸念は子どもや青少年向けのたくさんの製品に、累積影響を考慮せずにカフェインが添加されていることである。
Q:最初に何をするのか?
A:カフェインの使用パターンや量を調べ、安全な総摂取量を決める必要がある
Q:現在は1日にどのくらいのカフェインが安全だと見なされているのか?
A:健康な成人にとって400 mg−約コーヒー5杯−としている。子どもの安全レベルは設定していないが小児科学会は子どもや青少年にカフェインやその他の興奮剤を与えないように勧めている。
Q:食品に添加されるカフェインについて現在FDAは何を要求しているか?
A:製造業者は安全基準を満たすと結論できれば添加できる。しかしFDAは1950年代にコーラに認めて以来カフェインを認めたことはなく、既存のルールは現在のようなたくさんのカフェイン入り製品が増加している状況は予想していない。
Q:年齢制限をする可能性はあるか?
A:現実的解を出さなければならない。年齢制限の実施は難しいだろう。私にとってもっと基本的な疑問は、子ども達にとって魅力的で入手できる食品にカフェインを添加するのが適切かどうか、あるいはある種の食品の上限を定めるべきかどうかである。
Q:他のカフェイン入り製品について対策したか?
A:2010年にカフェイン入りアルコール飲料を撤退させた。
Q:新しい規制にはたくさんのリソースと時間がかかるか?
A:かかるだろう。しかし一部の食品企業は疑わしい、危険な可能性のある道筋をたどっている。必要で科学的根拠があれば規制を行うだろう。適切であれば個別事業者に対応する。
しかし我々はこれが食品や飲料への無責任なカフェイン添加について考え直す機会になることを望む。