食品安全情報blog過去記事

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EUが3-アセチル-2,5-ジメチルチオフェンの禁止を評決

EU votes to ban 3-acetyl-2,5-dimethylthiophene
22 May 2013
http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2013/may/euban#.UZ2FM5KChaQ
香料3-アセチル-2,5-ジメチルチオフェンの禁止が決定された
EFSAが5月16日に「香料3-アセチル-2,5-ジメチルチオフェンは遺伝毒性があり、従ってヒト健康に懸念となる。遺伝毒性物質は意図的にフードチェーンに加えられるべきではない」と発表した。EFSAは暴露評価は行っていないが、この物質に暴露された可能性のある消費者のリスクは極めて小さいと予想される、と述べている。この物質は食品に焼けたナッツのような香りを与えるために使われており、製造企業は少なく使用量も少ない(EUの総年間使用量は2.3kgと報告されている)。FSAは、英国の食品企業での使用量は少なく、既に成分の変更を行っているという情報を得ている。
認可された香料のリストからこの物質を除くことを全ての加盟国が支持し、欧州議会欧州理事会の検討を待って欧州委員会が採択し、7月初めから発効する予定である。