食品安全情報blog過去記事

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カドミウム汚染、コメ製品 中国

Cadmium contamination, rice products - China: (GD, HN)
2013-05-23
http://www.promedmail.org/direct.php?id=20130523.1732144
Date: Sun 19 May 2013 Source: South China Morning Post [edited]
広州食品当局が、人々からの要求により、カドミウム汚染米および米麺の販売について一部詳細を発表した。湖南省産の米6バッチと広東省Dongguanの加工工場産の米麺2バッチで、問題のコメやコメ製品が見つかったレストランや学校のカフェテリアについての情報も提供された。食品監視員は8検体を採取し全てから基準を超えるカドミウムを検出した。検査したのは2013年1-3月であるが結果が発表されたのは2013年5月16日である。最も高濃度はシーフードレストランで見つかった0.4 microg/kg(注:記事はmicrog/kgとなっているがmg/kgだろう)で、国の基準値の2倍である。
政府は汚染米が多くても直ちに食品安全上の問題とはならないと強調している。レストランのマネージャーはカドミウム問題について、メディアや消費者から大量の電話がかかってくるまで知らなかった。10万人以上のインターネットユーザーが政府にブランドの公表を求めてインターネットにコメントを書き込んでいる。
(日本の基準値は平成23年以降0.4だから全て「基準値以内で問題なし」。その前は1.0。ただこの記事の報告者がKunihiko Iizukaとなっていて日本人のようであること、汚染源がわからない状態で汚染率が高いのは恐ろしいことだ、人々がどのブランドか知りたがるのは理解できる、というコメントがついているのが何とも。0.2 mg/kg以上のコメはそんなに多くはないとはいえ日本国内でもある。日本のコメのカドミウム基準はいろいろな濃度のものを食べることが前提なので、地元のものだけ食べましょうという地産地消はコメでは特に勧められないことになる。)