食品安全情報blog過去記事

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マルハナバチの研究はネオニコチノイドの結論に影響しない、とEFSAは言う

Bumble bee study does not affect neonicotinoid conclusions, EFSA says
4 June 2013
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/130604b.htm?utm_source=homepage&utm_medium=infocus&utm_campaign=neonicotinoidconclusions
ネオニコチノイド農薬が野外条件でマルハナバチのコロニーに大きな影響を与えないことを示唆する英国食料環境研究所(FERA)の発表した研究について、EFSAはいくつかの弱点を同定している。そのような弱点があるため、EFSAはこの研究はネオニコチノイド農薬の使用に関連するミツバチへのリスクに関する2013年1月の結論には影響しないと考える。
・FERAの研究は菜種とクロチアニジン及びイミダクロプリドの英国で認可されている使用についての研究で、EFSAはEU全域で認可されているより多くの農薬と作物を対象にしている。FERAの英国での研究はEU全体にはあてはまらない。
・FERAはダストと排水からの暴露を考慮していない
・EFSAはミツバチについて結論を出し、他の授粉媒介者についてはデータがないとしている

Evaluation of the FERA study on bumble bees and consideration of its potential impact on the EFSA conclusions on neonicotinoids
EFSA Journal 2013;11(6):3242 [20 pp.].
04 June 2013
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3242.htm