食品安全情報blog過去記事

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説明資料(KBS ‘殺虫剤の有害物質で虫を捕まえようとして人を捕まえる? 報道関連)

2013-06-24
http://www.mfds.go.kr/index.do?seq=20640&mid=57&mmid=327&cmd=v&page=safeinfo
KBS(6.21(金), 19:30) 『殺虫剤有害物質 虫を捕ろうとして人を捕る?』 報道内容に対して次のように説明する.
食品医薬品安全処は国内で殺虫剤(エアロゾル)主成分として使われているペルメトリンアメリカ, カナダ, シンガポールなど多数の国で現在使用中であることを確認した.
EUでは安全性の問題ではなく製造社などが使用延長申請をしていないなどの理由で使っていない
従ってKBSが放送した内容のペルメトリンアメリカでは使われていないということは事実と違う。
食薬処は市中に流通している 13殺虫剤主成分, 361製品について去年から毒性資料, 有害性評価資料などを綿密に見直しし、今年 2月安全性措置として 防疫用殺虫剤で使うクロルピリホスの許可を取り消し、バイオレスメトリンなど 3成分の使用禁止及びペルメトリン(虫除けエアロゾルに限り)と アレトリン(エアロゾル)はアメリカと等しく含量をそれぞれ 0.5% 以下, 0.25%以下に下げるなどの措置を完了した。
ペルメトリン含有忌避剤などに対して措置をした理由は既存の認可された使用上の注意事項を守って使用すれば充分に安全だが、効力が維持される最小濃度まで含量を下げることで安全性を最大限にするための措置であった。
家庭で主に使うコイル型, マット型, 液体電子蚊取線香の使用上の注意事項には乳幼児(6才未満)に暴露する可能性のある場所で使わないことと ‘密閉された空間で使用禁止’を追加した.
またエアロゾル製品に対しては「噴射する場合には噴射する人以外は入室を避けて噴射後室内の空気が外部の空気と交換された後入室」するように使用上の注意事項に反映させた.
蚊取線香(コイル型, マット型, 液体型) 及びエアロゾルは、使用時ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物(VOCs)が発生することがあるが, 揮発性有機化合物は蒸発しやすいので十分な換気で除去できる
ホルムアルデヒド生成理由 : コイル型蚊取線香製品の中に含まれた木粉末及びマット型パルプ版燃焼で発生可能
※ その他揮発性有機化合物(VOCs)生成理由 : 蚊取線香製品の燃焼及びエアロゾルの噴射ガスで発生可能
消費者は製品使用の前使用上の注意事項をきちんと確認して守って使ってください.