食品安全情報blog過去記事

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その他

  • ヨーロッパはGM作物への立場を再考すべき

Natureニュース
Europe should rethink its stance on GM crops
26 June 2013
http://www.nature.com/news/europe-should-rethink-its-stance-on-gm-crops-1.13265
第二世代の遺伝子組換え技術は、かつて敵意を誘発したいくつかの問題を避ける、とBrian Heapは言う。
EU諸国は少ない土地でより多くの食料を作る国際競争に敗退しつつある。
シスジェネシスや標的化突然変異誘発、エピジェネティック変異誘発などの技術はGM規制の対象ではないとすべきである。

  • イタリアの研究室から「解放された」マウスは現在酷い環境で飼育されている

Nature news blog
‘Liberated’ mice from Italian lab now housed in poor conditions
27 Jun 2013 | 16:09 BST | Posted by Alison Abbott
http://blogs.nature.com/news/2013/06/mice-from-italian-lab-now-housed-in-poor-conditions.html
アニマルライツ活動家がミラノ大学動物実験施設に押し入って何百匹もの動物を持ち去って2ヶ月、彼らの支持者と称するJooleea Carleeneeというペンネームの人物のフェイスブックページにマウスの写真が掲載された。大学の研究者は遺伝子組換え疾患モデルマウスは弱いため実験室以外では長生きできないと言った。Carleeneeはマウスがまだ生きていることを示そうと写真を掲載したと言っているが、その飼育環境の悪さが批判の的になっている。
(実験を妨害し遺伝子組換え動物を外部に持ち出した上にまともに世話もできない様子を見せて支持されると思っているところが全く理解できない)

  • 英国政府が3人IVFを認める

BBC
UK government backs three-person IVF
27 June 2013
http://www.bbc.co.uk/news/health-23079276
英国が3人のDNAを用いて赤ちゃんを作ることを認める最初の国になる模様
母親から子どもに遺伝する致死的ミトコンドリア病を避けるために、ドナーの卵子に核移植して体外受精させる方法が認可されそうだ。今年ガイドライン案を作成し2014年に議会で審議・投票されるだろう。
デザイナーベビーを作ることにつながるという反対意見がある

  • 殺虫剤空中散布研究は公衆衛生に直ちに影響はないことを発見

Aerial mosquito spraying study finds no immediate public health risks
27-Jun-2013
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-06/uoc--ams062713.php
2005年のサクラメント地域での西ナイルウイルス対策のための大規模空中散布により救急外来患者に農薬暴露に関連する疾患の増加はなかった。Public Health Reportsに発表。
カリフォルニアでは2004-2005年に西ナイルウイルスによる病気になった患者は数百人、死者は48人。

  • 「不確実性を理解する」ガイド発表

Sense about science
'Making Sense of Uncertainty' guide is launched
27 June 2013
http://www.senseaboutscience.org/news.php/331/making-sense-of-uncertainty-guide-is-launched
不確実性を考えるのは悪いことか?実際にはそれはしっかりした科学の印である。
科学者や研究機関は、研究の不確実性が、人々がその知見が事実かどうかを疑う理由であるという考えに挑戦している。気候、疾患モデル、疫学、天気予報、自然災害の予測などの研究者は、科学者が彼らの仕事の不確実性について説明をすると安心する。不確実性があるということは必ずしも意志決定ができないことを意味しない。
Sense about scienceは科学ジャーナリスト世界会議で本日「不確実性を理解する」ガイドを発表した
Making Sense of Uncertainty
http://www.senseaboutscience.org/data/files/resources/127/SAS012_MSU_ONLINE.pdf
(科学に不確実性があることが科学の欠陥だと思われる、という事例は震災後散々見た。不確実性にもいろいろあって・・という説明以前にはっきり断定して欲しいという願望が叶えられないことで聞く耳を持たなくなる場合がある。そもそも無限に確実性を求める必要があるのかどうかすら検討しないまま確実性を高くすることが良いことのように思われている。健康体重維持のための体重計に、mgやmicrogが正確でないからだめだと言うのはおかしいだろう)

  • ハリウッドでビタミン点滴が人気

ABCニュース
Vitamin Drip Infusions Gain Favor in Hollywood
June 5, 2012
http://abcnews.go.com/US/vitamin-drip-infusions-gain-favor-hollywood/story?id=16496052#.UczvKZKChaS
ビタミンを口から摂るのはもう時代遅れ、今の流行はビタミンカクテルの点滴静注。リアーナが先月「パーティガールドリップ」というものを楽しんでいる写真をツイートした。他にSimon Cowell、Cindy Crawford 、 Madonnaなどがビタミン点滴を行っている。
値段は一回175-275ドル。ニューヨークのホリスティック健康センターPatient's Medicalの医師は効果を主張している。
http://www.patientsmedical.com/
(すごいなこの病院。規制改革とはこういうことがしたいんですかね)