食品安全情報blog過去記事

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FSAが最近発表した研究

Latest research published by the FSA
12 July 2013
http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2013/jul/research-april-june2013#.UeSMT5KChaQ
2013年4月から6月に発表された研究の要約を作成した。
・英国の小売り製品のアクリルアミドとフランの調査
Survey of acrylamide and furan in UK retail products 2011-13 (ongoing)
http://www.food.gov.uk/science/research/chemical-safety-research/pc-research/fs142001/#.UeSTgZKChaQ
2011年11月から2012年12月までの期間にフレンチフライ、パン、シリアル、ビスケット、コーヒー、ベビーフード、ポップコーン、ケーキ、ペストリー、チョコレートなど300製品を調査した。特に懸念が増すものではない。ただしアクリルアミドやフランの主要暴露源である可能性のある家庭で調理された食品を測定していないことに注意。
・FSAの源年目標:スコットランドでのモニタリング状況
Monitoring progress in Scotland against the FSA salt targets using market research data
http://www.food.gov.uk/science/research/devolvedadmins/scotlandresearch/scotlandresearch/ScotlandProjectList/fs306002/#.UeSSapKChaQ
スコットランドでの企業による減塩計画の進行状況を調査した。塩の主な摂取源はパンやロール、ベーコン、イタリアン及び伝統的調理済み食品、チェダー及びハードプレスチーズ、ファットスプレッドで英国の他の地域と同様であった。
・消費者の態度:生肉の除染処理(カンピロバクターを減らすための)
・広帯域レーダ:食品に混入した異物の検出
・アルミニウムとマンガン:食品に存在する場合の生物学的利用度
Assessing the bio-availability of aluminium and manganese in food products by using in vitro gastro-intestinal models
http://www.food.gov.uk/science/research/foodcomponentsresearch/riskassessment/t01programme/t01projlist/t01059/#.UeSOsJKChaQ
製品により明確に異なる(pHや吸収を促進する物質などが影響する)。アルミについてはそれ以上は吸収されない飽和濃度が存在する。マンガンの吸収率は低い。ルーズリーフティーのアルミニウムは吸収率が0.46%に対しインスタントティーは0.05%。
・リスク評価:食品中ダイオキシン
Risk assessment of dietary dioxins – Species differences in the aryl hydrocarbon receptor (AhR)
http://www.food.gov.uk/science/research/foodcomponentsresearch/riskassessment/t01programme/t01projlist/t01034/#.UeSQMZKChaQ
ラット肝細胞(H4-IIE-C3)とヒトがん細胞(MCF-7) のRNA定量リアルタイムPCRを用いてシトクロムP450 1A1 (CYP1A1) の誘導を調べることでAhR活性化作用のある物質を探索した。ヒトとラットの種差などを明らかにした。
・評価:トリレバーのカンピロバクターを減らすための冷凍について