食品安全情報blog過去記事

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新しい植物育種技術に注目

New plant breeding techniques in the spotlight
July 2013
http://www.foodstandards.gov.au/consumer/gmfood/Pages/New-plant-breeding-techniques-in-the-spotlight.aspx
2012年にFSANZは6つの新しい植物育種技術に関するワークショップを開催した。これらのうちいくつかの技術を用いて生産された食品がまもなく市販され、世界中の食品安全規制機関はそれらにGM食品同様の規制が必要かどうかを決定しなければならない。
検討されたのはシスジェネシス/イントラジェネシスGM台木接ぎ木;オリゴ指定突然変異;逆育種;ジンクフィンガーヌクレアーゼ技術;種子産生技術として知られる特許ハイブリッド生産技術、である。
多くの専門家が参加し以下の結論を出した。
・シスジェネシス/イントラジェネシスは標準的遺伝子組換え技術と同様でありGM食品とみなすべき
・ジンクフィンガーヌクレアーゼ技術は標準的遺伝子組換え技術と同様でありGM食品とみなすべき
GM台木接ぎ木はGM物質を含む可能性がある及び/または変異した性質をもつ可能性があるのでGM食品とみなすべき
・オリゴ指定突然変異は伝統的突然変異誘発技術と同様であるGM食品とはみなさない
・種子産生技術は初期のGM祖先と食品生産に用いる非GM親のあいだに遺伝的分離があるのでGM食品とはみなさない
・逆育種については結論が出せなかった。ただしこの技術を用いた市販製品の申請がすぐに行われるとは予想されない
詳細については報告書全文を参照
New plant breeding techniques
http://www.foodstandards.gov.au/publications/Pages/New-plant-breeding-techniques-workshop-report.aspx