食品安全情報blog過去記事

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有機リン中毒、学校給食 インド

Organophosphate poisoning, school lunch - India: (BR)
2013-07-18
http://www.promedmail.org/direct.php?id=20130718.1831208
Date: 17 Jul 2013 Source: New York Times [edited]
2013年7月16日にビハールの小学校で殺虫剤入り給食を食べた21人が死亡、2ダース以上が入院。子ども達はコメと豆とジャガイモのカレーがヘンな味がすると言い、まもなく激しい嘔吐と下痢に襲われた。学校の調理員も味見して同様に病気になった、とビハール教育大臣のP. K. Shahiは言う。
インドの学校給食計画は、他の多くの政府計画と同様、詐欺が蔓延している。インドで最も貧しい地方の一つであるビハールでは長い間腐敗がはびこっている。
子どもたちが具合が悪くなったのを見て、学校の先生や管理者は逃走した。保護者が子どもたちを病院に連れて行ったが7人は病院に着いたときには既に死亡していて7人は到着してまもなく死亡した。病状は極めて重く、州都の病院に移送したが2人はその途中で死亡した。ビハールのSaran地方政府病院の副院長であるShambhu Nath Singh医師によると死後調査で子どもの身体から有機リンが検出された。食品に入っていたか、調理中に加えられたかだろう、とSingh医師は言う。地元警察が捜査している。
(大人が逃走したことや有機リンのどれなのか、どんな治療が行われたのかなどいくつか編集者から疑問がついている。)

関連で他のニュース

  • インドの学校給食:「ゴーストビレッジ」の保護者達は死者を悼む

BBC
India school meal: 'Ghost village' parents mourn dead
18 July 2013
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-india-23354404
被害者家族の状況を伝えている
問題の学校は2010年開校、125人が通っていた。教室は一つ、トイレや電球はないが、ビハールにある73000の小学校のうち8000以上には建物がない。
建物の外には保護者達が怒って壊したプラスチックの机や椅子がある。犠牲者のうちの何人かは学校の校庭に埋められた。給食の調理室はなく、外で調理されていた。
学校には逃亡した校長の他1人の2人しか教師はいないが妊娠休暇で校長が一人で畝胃していた。

  • Cooks recount horror of Bihar mid-day meal deaths; forensic report expected today

AP Patna, July 18, 2013
http://www.hindustantimes.com/India-news/Bihar/Cooks-recount-horror-of-Bihar-mid-day-meal-deaths-forensic-report-expected-today/Article1-1094558.aspx
給食を調理した2人は何かが非常に悪いことを認識していた
当局は学校の調理エリアで植物油とマスタード油のそばに農薬の容器があるのを確認しているがそれが原因かどうかは不明
これは食中毒ではなく、食べ物に大量の毒が入れられた事件である
金曜日に法医学の報告が出る予定