食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

心疾患リスクが「朝食を抜く男性で高い」

Behind the Headlines
Heart disease risk 'higher in men who skip breakfast'
Tuesday July 23 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/07July/Pages/Heart-disease-risk-higher-in-men-who-skip-breakfast.aspx
Daily Mailが、「朝食を抜くと心臓発作リスクがあがる」「朝食が一日のうちで最も大切」と報道した。このニュースは多数の中高年アメリカ人医療従事者男性の食習慣と冠動脈心疾患リスクを調査した16年の研究に基づく。朝食を抜くと報告した男性の冠動脈心疾患リスクが、朝食を食べる男性より27%高かった。また夜中にスナックを食べる男性(一旦寝てから起きて食べる)はそうしない男性より55%リスクが高かった。しかしながら1日に何回食べるかは心疾患リスクとは関連がなかった。このことは何回食べるかよりいつ食べるかの方が心臓の健康には影響が大きい可能性を示唆する。しかしこの研究デザインでは因果関係は証明できない。研究者らはある種のライフスタイル要因を考慮してはいるが、朝食を定期的に食べる人の方がより健康的なライフスタイルである可能性がある。
また研究対象はほぼ全員が白人の専門家男性である。朝食と心臓の健康については、女性や他の集団でのさらなる研究が必要である。
(26902人中313人が深夜起きて食べるんだ。)