食品安全情報blog過去記事

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フードチェーンと動物の健康に関する常設委員会の議事概要

Standing Committee on Food Chain and Animal Health (SCFCAH)
Section : TOXICOLOGICAL SAFETY OF FOOD CHAIN
Summary record of the meeting of 01 July 2013
http://ec.europa.eu/food/committees/regulatory/scfcah/toxic/sum_01072013_en.pdf
A.1 炭酸ナトリウム(E500)と炭酸カリウム(E501)を生鮮魚および魚製品に使うことについての声明
食品添加物の炭酸ナトリウム(E500)と炭酸カリウム(E501)が魚の切り身処理用として販売されているという情報が提供された。これらはクエン酸(E330)とクエン酸ナトリウム(E331)と混合して切り身の保水や酸化防止に使われる。これらの添加物は水に溶かして注入したり切り身を24-48時間浸けたりして使われる。EU食品添加物規制ではE500とE501を未加工魚や水産物に使用することを認めていない。製品の販売業者はこの処理が加工助剤としての使用であり認可や表示は必要ないと主張している。
これについて検討した結果、最終食品成分になることが予想されるため加工助剤とはみなされない。この問題については2009年6月に食品添加物に関する政府専門家ワーキンググループ会合で既に検討されており、この炭酸塩の使用方法は生鮮魚や水産物に認可されていない添加物としての使用であることで合意している。
A.2 食品添加物に関する規制Regulation (EC) No 1333/2008のAnnex IIパートEの食品カテゴリーを説明するガイダンス文書
今後検討
A.3 食品中アクリルアミド濃度の調査を薦める案について
2007-2010年の結果がEFSAによりまとめられたことを受けて、調査を延長する案に合意
A.4 最近の話題
野菜や果物の過塩素酸塩
など