食品安全情報blog過去記事

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ヨヒンベの安全性評価に関する科学的意見

Scientific Opinion on the evaluation of the safety in use of Yohimbe (Pausinystalia yohimbe (K. Schum.) Pierre ex Beille)
EFSA Journal 2013;11(7):3302 [46 pp.].
24 July 2013
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3302.htm
EFSAのANSパネルはヨヒンベ樹皮およびヨヒンベ由来製品の安全性評価を行った。ヨヒンベ樹皮は多数の生物活性のあるインドールアルカロイドを含み、ヨヒンベ樹皮由来製品は伝統的に一般的強壮剤、精力剤、催淫剤として使われてきた。現在では主にインターネットでヨヒンベ樹皮成分を含む食品サプリメントが販売されている。ヨヒンベ樹皮の主要アルカロイドはヨヒンビンで、量は少ないがラウバシンも含まれる。これらは医薬品にも使用されていて多数の有害影響が報告されている。ANSパネルは入手できる科学的データをレビューした。ヨヒンベ樹皮および由来製品の化学的・毒性学的性質は食品、例えば食品サプリメント、に使用するには適切ではないと結論した。従ってANSパネルは健康への有害影響のない摂取量について助言することはできない。食品サプリメントからのヨヒンビンの暴露量は医薬品としてのヨヒンビンの最大摂取量を超える可能性がある。