食品安全情報blog過去記事

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「ご飯にふりかけて食べる粉」製造•流通調査結果 

食品管理総括課2013-07-15
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=56&pageNo=2&seq=20779&cmd=v
食品医薬品安全処は7月2日ソウル地方警察庁が発表した「ご飯にふりかけて食べるパウダー」捜査の発表以後関連業社を対象に該当製品の安全性を調査した結果、安くて品質が低い原料が使われたことは事実であるが完製品の人体有害性はないと判断された
この調査は原料の最終使用工程とこれを原料に製造した製品の安全性に重点を置き、警察庁から渡された業社名簿をもとに 7月4日から 7月12日まで食薬処職員 290人で行われた。
一方警察は完製品のリスクよりは食品原料の健全性を主眼に捜査し、今週中に原料供給業社, 中間加工業社に対する捜査を完了し送致する予定である。
今回の調査対象は ▲警察が発表した ‘昆布粉末’と ‘野菜類粉末’ 5種を製造•販売した I社 ▲I社に原料を供給した 3業社 ▲I社の該当の粉末製品を用いて味パウダーなどを製造•販売した147製造業社及び 112販売業店など総 263業社であり, 調査結果は以下のとおりである.< I社と I社に原料を供給した 3業社 >
○ I社が製造•販売した昆布粉末は通常価格より低い価格で昆布原料が納品されたことは事実であるが人体健康リスクにはならない.

  • I社に ‘12年 8月納品された乾燥昆布は規格外品  4.3トン

○ また, I社が製造•販売した野菜類粉末ではキャベツなど野菜類 5種の外葉や端物など品質の低い原料が使われたが製品加工前に選別, 洗浄, 乾燥過程などを経て腐敗•変質などによる人体健康リスクなどはない。
I社に ‘10年 12月から ’11年 3月まで納品された乾燥野菜類は選別, 洗浄などの過程を経た総 45トン< I社の粉末を原料に味パウダーなどを製造販売した 147製造業社及び 112販売業店>
○ 味パウダーなど製造業社 147業社は I社から購入した粉末製品を0.06%から 90%まで使用して味パウダーなど 184品目を製造•販売した。184品目中で流通期限が残っている製品販売業者112ヶ所を調査した結果 12品目を確認し、これらに対して暫定販売禁止及び収去・検査した結果, 異物•食中毒菌 8種•大腸菌などの基準規格は皆合格だった。
ただ, 食薬処は警察庁が捜査している食品原料の健全性確保も食品衛生管理に重要な要素であるため、今後の警察調査結果に対する司法の判断により関連業者に対する行政措置を取る予定である.
食薬処はこの事件をきっかけに類似事例再発を防止するため、警察庁の不良食品捜査•発表の前に食薬処と事前協議して捜査発表と同時に違反業社公開及び違反製品回収・廃棄など後続措置が迅速にとれるようにする計画である。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20130711#p7の続報)