食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • 過激な反フッ素添加活動家によるデマが子どもたちの健康に影響する、と専門家は警告

The Daily Telegraph
Expert warns that scaremongering by 'fringe' anti-fluoridation activists was affecting children's health
August 20
http://www.dailytelegraph.com.au/news/nsw/expert-warns-that-scaremongering-by-8216fringe8217-antifluoridation-activists-was-affecting-children8217s-health/story-fni0cx12-1226701345900
ニューサウスウェールズのLismore評議会が先週6-4で水道水へのフッ素添加導入に反対の評決をした。オーストラリア歯科医師会Michael Foley博士は評議会は反フッ素活動家の高度に協調した情熱的な戦略に負けたと言う。ほとんどの評議会は公衆衛生の専門家ではなく科学的根拠の重みづけができない。活動家はフッ素添加は集団を薬漬けにすることと同じ、フッ素には発がんなどのたくさんの毒性があると主張していた。多くは信頼できる根拠はない。

  • 米国の規制は一部のGM作物を見逃している

US regulation misses some GM crops
Heidi Ledford
20 August 2013
http://www.nature.com/news/us-regulation-misses-some-gm-crops-1.13580
リンゴに壊滅的な病気をおこすVenturia inaequalisという真菌に耐性をもつリンゴを交配するのに85年かかり1999年にできた。しかし5年後に進化した真菌が再びリンゴに感染した。近代の交配技術をもってしても耐性品種を作るには40年かかる。だからオランダワーニンゲン大学の植物学者Henk Schoutenは政府の規制を避ける最近の遺伝子組換えの新しいアプローチを利用する試みに参加した。他のリンゴのウイルス耐性遺伝子のみを導入するのでGM作物と同じ規制は当てはまらないと主張する。結局はAPHISから遺伝子の導入にアグロバクテリウムを使っているので規制すると判断されたが、彼は遺伝子銃のようなでたらめなDNAを導入してゲノム全体への影響は大きいものを使えば規制されないのにおかしいと言っている。ほかにエピジェネテイック変化などDNA配列に変化を与えず性質を変える技術が検討されている。